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4月15日のタイトルマッチ前日、日本人世界王者が体重超過で王座をはく奪されるという日本ボクシング界にとって前代未聞の事件が起きた。比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)が14日の前日計量で規定体重50.8kgを900g超過したことで、WBC世界フライ級王座をはく奪されたのだ。翌15日、55.3kgに再規定された当日計量を54.7㎏でクリアし、試合自体は行われることに。比嘉は勝っても王座は得られず(空位になる)、挑戦者ロサレスが勝てば新王者となる条件でのタイトルマッチだった。
必死に闘う比嘉の姿に横浜アリーナの観客たちから大きな歓声が飛んだものの、9回1分14秒、比嘉陣営からのタオル投入によりTKO負け。ロサレスが新王者となった。比嘉はプロ初黒星を喫し、浜田剛史の15連続KO記録を超える日本新の16連続KO勝ちも逃した。
今回だけでなくこれまでの比嘉にとって、減量が一番の敵だった。昨年5月のWBC世界フライ級王座戦前、減量苦でパニック障害を起こし、10月の初防衛戦でも計量後の食事で嘔吐するなど、試合の度に体調を崩していた。さらに世界を揺るがすハードパンチャーに成長した比嘉の身体の進化もアダになった。12日の予備検診で明らかになった胸囲は97㎝。20㎏以上重い村田諒太が98.5㎝であることを考えるとフライ級では規格外の筋量である。それを踏まえて陣営が違う道を判断するべきだったとしても後の祭りだ。
昨今、国内開催のタイトルマッチで体重超過が増える情勢から日本ボクシングコミッション(JBC)も罰則を含めた規定作りを進めていていた。その最中での比嘉の体重超過は、日本人の世界王者初の失態。比嘉本人だけの責任ではないものの、比嘉のキャリアに大きな影を落とすことになるのは間違いない。今後、比嘉はJBCの処罰を待ち、その結果次第で新王者ロサレスとの再戦に臨むか、階級を上げて再始動するかになる。
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