ジム・クラークに始まり、ヒル、セナ、プロスト、そしてフェルスタッペンらの名前が並ぶ、F1メキシコGP全優勝者リスト

2022年シーズンは第20戦として、日本時間10月29日朝のFP1から始まるF1（Formura 1）メキシコ（メキシコシティ）GP。1963年のジム・クラークから、2021年のマックス・フェルスタッペンまで、歴代の全優勝者リストを本誌スペイン語記者のセルジオ・ラビナル（Sergio Rabinal）が伝える。

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F1が今年もCDMX（Ciudad de México＝メキシコシティ）に帰ってくる。メキシコ・グランプリ（GP）は、伝説のアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスに舞い戻り、様々なドラマをみせてくれるだろう。

事実、これまでもアステカの大地にある、短くもタイトで超高速ペースのレイアウトを持つエルマノス・ロドリゲスで、手に汗握る素晴らしいレースが行われてきた。2021年が大成功に終わったことを思えば、2022年もその感動に匹敵するレースになるだろう。

1963年から始まったメキシコGPだが、今年2022年度で22回目となり、開催数はそう多くない。これは1970年代と1990〜2010年代半ばまで2度の中断期があったからだ。1963年から1970年の黎明期は、同国内のF1人気を下支えしていた地元の英雄ペドロ・ロドリゲスを事故死で失ったことや、そのロドリゲスを観たがった観客の暴徒化問題などもありカレンダーから消滅した。

1986年にようやく復活し、ナイジェル・マンセル、アイルトン・セナ、アラン・プロストといった当時のスタードライバーたちの存在によって人気を取り戻したが、大気汚染問題とサーキットの老朽化も重なり、1991年を最後に2度目のカレンダー消滅の憂き目にあった。

それから20年余を経て、メキシコ政府の財政支援を受け、エルマノス・ロドリゲスに大改修を施し、2015年に復活する。それでも資金不足で3度目の消滅危機があったものの、同国出身のセルジオ・ペレスの活躍もあり、開催地メキシコシティの支援を受ける形で延命。2020年以降は「メキシコシティGP」の正式名称で開催されることになったが、同年はコロナ禍で中止となり、2021年度から名義が変わった。

今年2022年までの契約だったが、10月28日には2025年までの契約更新が明らかになっている。

F1メキシコGPで最も多く優勝したのは？

マックス・フェルスタッペンは、最新の優勝者でありながらも、メキシコGPで最も多く優勝したドライバーである。メキシコGP名義の2017年、2018 年、メキシコシティGP名義の2021年に優勝しており、2022年も制すれば4度目となり、さらに引き離す。

一方、4人のドライバーが通算2勝をあげており、その名誉を共有する。ジム・クラーク (1963年、1967年)、ナイジェル・マンセル (1987 年と 1992 年) 、アラン・プロスト（1988年と1990年）、ルイス・ハミルトン（2016年、2019年）という、各世代の名だたるスーパードライバーたちだ。現役のハミルトンは今年優勝すればフェルスタッペンに並ぶことになる。

以下、F1メキシコ（メキシコシティ）GPの歴代優勝者を紹介する。

F1メキシコGPの歴代優勝者（2021年まで）

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原文：¿Quiénes ganaron en el Gran Premio de México de Fórmula 1? La lista de todos los vencedores
翻訳・編集：スポーティングニュース日本版編集部

※本記事はスペイン語版記事を翻訳・編集し、追加情報などを加えた日本版記事となる。