スポーツ専門動画配信サービス『DAZN』(ダゾーン)は、加入・申し込みが手軽に行えるのと同じように、解約・再加入(一時停止)の方法も難しくはない。
また、好きなスポーツがオフシーズンに入りサービスを一旦止めたいという人にもおすすめのシステムが整備されている。そこで本記事では解約方法や一時停止のやり方、再加入の手順を解説していく。
スポーツチャンネル『DAZN(ダゾーン)』とは?
世界展開するスポーツ専門動画配信サービス『DAZN』は、日本においては2016年にスタートした。
2023年の現在、プロ野球やJリーグ、ラ・リーガ、セリエA、リーグアンなどの海外サッカー、F1、女子テニス、ボクシング・格闘技、ダーツなど、メジャーからマイナーまで幅広いスポーツ中継を楽しむことができる。ここ数年でスポーツを扱う動画配信サービスも増えたが、コンテンツ量は依然トップクラスだ。
とはいえ、月額が税込3700円、年間プラン(一括30000円/月々払い=12回合計36000円)に値上げされたこともあり、興味のあるスポーツのシーズン中の一定期間だけ利用し、シーズン再開時に再加入、あるいは競合他社への乗り換えを検討している人もいるだろう。
DAZNには、完全に「退会(解約)」する方法と、一時的に視聴を止める(休止期間の支払不要)「一時停止機能」の2通りがあるので以下に解説しよう。視聴を止める期間でどちらにするかを決めるといいだろう。
半年以上かそれ以上視聴の予定がない場合は「退会(解約)」、半年以内であれば「一時停止」になる。
なお、連続で9か月以上視聴するなら、年間プラン一括払いの方がお得であることは覚えておこう。
DAZNの退会・解約方法は?
DAZNの退会・解約は、登録した決済方法によって異なる。クレジットカードやデビットカード、PayPay、プリペイド(ギフトコード)、キャリア決済の場合は以下となる。いずれの方法も、退会(定期購読の解約)手続き完了後は、次回請求日前日まで視聴できる。
ただし、いずれの方法においても年間プラン(一括/月々払い)は1年間の視聴契約となり、返金はされない。月々払いは途中退会しても支払い義務により、必ず12か月分の支払いが発生するため注意しよう。
PCやスマートフォン、タブレット、ゲーム機のWebブラウザから
PCやゲーム機に限らず、スマートフォンやタブレットのアプリで視聴利用していても、解約手続きはWebブラウザ上から行うことになる。
- DAZNにログインする。
- 「メニュー」→「マイ・アカウント」と進み、再度ログインする。
- 「登録する」→「退会する」→「退会します」を順に選択する。
- 退会理由を記入し、「退会する」をクリックする。
- 退会の確認メールを受けとる。
これで退会の設定は完了だ。確認のメールが届いていない場合、迷惑メールフォルダに分類されているかを確認しよう。
もし不安がある場合はDAZNの問い合わせフォームか、ヘルプページを参考にしよう。
アプリ内課金の退会方法
スマートフォンやタブレットなどの端末で「アプリ内課金」を決済方法に選んだ場合は、それぞれの決済システムによって方法が異なる。
iOS端末 iTUNES決済時の退会方法
iOS端末にて、iTunesアカウントでの支払いでDAZNを利用している場合は、利用端末によって退会方法(定期購読の解約)が異なる。
- iOSモバイル(iPhone)・タブレット(iPad)端末
- Mac または Windows パソコン
- Apple TV
iOSモバイル(iPhone)・タブレット(iPad)端末の場合
- 「設定」 >「ユーザ名」 >「サブスクリプション」をタップ。
- DAZNの表示をタップし「サブスクリプションをキャンセルする」ボタンを押下して購読を解約。
- サブスクリプションをキャンセルしたというメールが届くので確認しよう。
Mac または Windows パソコン、Apple TVでは方法が異なる。
Googleアカウント「Google Playアプリ内課金」時の退会方法
Android端末において「Google Playアプリ内課金」が決済方法の場合もマイ・アカウントでの解約・退会はできず、Google Play Storeの手順に沿っての退会手続き(定期購入の解約)をとる必要がある。
- Androidスマートフォンまたはタブレットで「Google Play Store」を開く。
- 「メニューアイコン」より「定期購入」を選択。
- 解約する定期購入を選択し、「定期購入を解約」を選択。
- 画面の指示に沿って操作を行なう。
PCやiOS端末での手続きも可能で、その際はWebブラウザからDAZNのマイ・アカウントにアクセスすると自動でGoogleの定期購入ページに転送されるので、「定期購入」を選択して、上記3以降と同様の方法で解約する。
詳しくは Google Play での定期購入の解約、一時停止、変更 を確認しよう。
※なお、 Google PlayのDAZN定期購入において「定期購入の一時停止」は利用できないので注意が必要だ(解約のみになる)。
Amazon(Amazon IAP)決済時の解約方法
Amazon Fireタブレットでは、その端末のシステムからか、PCやスマフォなどからWebブラウザ経由で解約できる。Amazon Fire TVとFire TV Stickなどのスマートデバイスは端末からは解約できないため、Webブラウザを使用する。
Fireタブレット端末から
- ホーム画面より「アプリ」(アプリストア)を開く。
- 右上「ストアアイコン」より「定期購読の管理」を選択し「自動更新をオフにする」を選択。
Webブラウザから
- Amazonストアへアクセスし、ログイン。「アカウント&リスト」より「アプリライブラリと端末の管理」を選択。
- 左側の「管理」タブ内の「定期購読」を選択。DAZNの定期購読欄の右側「アクション」より、「自動更新をオフにする」を選択。
DAZNの一時停止方法について
DAZNでは月額プランに限り、最大6か月以内なら、月額料金を払わずに利用を一時停止することができる。野球のオフシーズン中や、F1の年間優勝決定以降は一時停止にするなどすれば、お得に利用できるだろう。
- DAZNにログインする。
- 「メニュー」→「マイ・アカウント」と進み、再度ログインする。
- 「ご契約内容」→「アカウントを一時停止する」を選択。
- 利用再開日を設定する(次回請求日から1か月以降6か月以内)。利用再開日が6か月以降になる場合は、「一時停止」ではなく「退会します」を選択する。
- 一時停止の確定画面が表示され、お知らせメール(メールマガジン)の配信について設定、「続行」を選択すると確認画面が出るので再開日を確認しよう。
ただし、次の方法でDAZNに加入している場合は、一時停止機能は利用できない。
- ギフトコード(年間視聴パス、DAZNプリペイドカード等)で利用中の場合
- 年間プラン(一括/月々払い)で利用中の場合
- アプリ内課金(Apple,Google,Amazon)で決済している場合
- モバイルキャリア/スマホ決済で利用中の場合
- DAZN for docomoで利用中の場合
- au・UQ mobile & DAZNで利用中の場合
- povoのDAZN使い放題パック(7日間)で利用中の場合
- ケーブルTV局経由で決済している場合
- コミュファ光DAZNオプションで利用中の場合
- DMM × DAZNホーダイで契約している場合
- スポナビライブから移行した場合
上記ケースで一時停止したい場合、退会手続きを行い、再加入したいタイミングで再加入手続きを行う方がベターだ。一時停止機能は月額3000円払いかつクレジットカードやデビットカードなど特定の決済のみで利用できるものと覚えておこう。
DAZN退会後の選択肢:U-NEXT、ABEMAがオススメ!
DAZN退会後、ほかの選択肢を検討している人もいるだろう。日本国内で展開している動画配信サービスのなかで、スポーツを観るだけでなく総合的な使い勝手、取り扱いコンテンツの魅力度から以下の2つのサービスが候補になるかもしれない。
『U-NEXT』(ユーネクスト)
- 有料会員(月額税込2189円)に毎月付与される1200ポイントをSPOTV NOWパックやPPV購入に充当可
- 新規登録無料期間は31日間および600ポイント付与
- アプリ・ブラウザで視聴可能、スマート端末等経由でテレビ視聴もOK
- アーカイブだけでなくライブ配信の巻き戻し(追っかけ)再生可能
- 格闘技だけでなくラ・リーガなどスポーツコンテンツも拡大中で、SPOTV NOWパック加入でMLB、プレミアリーグ、セリエAなどさらに対象に
- コンテンツ量と質は国内No.1。コアな映画・海外ドラマ好きでも満足できる圧倒的ラインナップ
『U-NEXT』では、新規登録者でも31日間の無料期間に加え、600ポイントが付与され、月額会員期間が始まれば1200ポイントが毎月付与される。SPOTV NOWパックに加入すればMLB、プレミアリーグ、スコティッシュプレミア、セリエA、サウジリーグも見放題だ。RIZINのPPVを定期的に配信するほか、Bellator MMA、UFC、Gloryを見放題配信するため、格闘技ファンはマストの選択肢になる。スポーツ以外でも、国内外の映画・ドラマのコンテンツ量と質はNetflixを凌駕するというのも後押しするポイントだろう。
参考記事:U-NEXTで観られるスポーツは?|無料期間・登録・視聴方法 [2023夏]
『ABEMA』(アベマ)
- ABEMAプレミアム会員(月額税込960円)
- 初回登録無料期間は14日間
- アプリ・ブラウザで視聴可能、スマート端末等経由でTV視聴もOK
- プレミアム会員なら限定ライブ配信や見逃し配信が見放題で、ライブ配信中巻き戻し(追っかけ)再生可能
- 国内向けオールジャンルのコンテンツ多数(アニメ、ドラマ、バラエティほか)
- MLB、プレミアリーグ、ブンデスリーガ、スコティッシュ・プレミアなどメジャースポーツも無料&プレミアムでライブ配信
- 意欲的な独自製作番組も多く、プレミアム会員ならそうした番組も見逃し配信で楽しめる
基本無料のインターネットTV・動画配信サービス『ABEMA』は、どちらかといえば格闘技などマイナースポーツの中継が多かったが、近年はメジャーなスポーツコンテンツを配信するようになり、2022年末のサッカーW杯無料配信などで注目された。無料コンテンツだけでも楽しめるが、月額税込960円という価格帯から考えると、MLBやプレミアリーグ、ブンデスリーガがライブ視聴でき、さらに映画、ドラマ、アニメ、独自のバラエティ番組などが見放題というのはかなりお得といえる。
参考記事:ABEMAで視聴できるスポーツは?|無料期間・登録・視聴方法 [2023夏]
DAZNの再加入方法について
退会日以降にDAZNにログインし、マイ・アカウントから「利用を再開する」を選択すれば、DAZNへの再加入がいつでも可能だ。
なお、再登録の場合は、都度実施される初回登録キャンペーン(年間プラン・月々払いの最初の4か月990円/月など)については、一定期間以上(約1年以上)の空白期間があれば、再適用される可能性がある。
DAZNにもう一度登録するには
退会後、好きなスポーツのシーズンが始まる場合にはDAZNへの再加入を行う方もいるだろう。2022年2月から初回登録1か月無料トライアルが廃止されたため、再加入時の"損した感"は薄まった。
最初の登録時のやり方で再度契約すればOKだが、一時停止機能などを利用したい場合は、上記で触れたように決済方法に注意しよう。お得な年間プランは一括・月払い問わず、一時停止機能が使えない上、途中解約できないため、こちらも注意が必要となる。