NBAドラフト2023当日の6月22日(日本時間23日)、ダラス・マーベリックスは、ダービス・ベルターンスの契約引き取りと引き換えに指名順位を全体10位から12位へ下げることでオクラホマシティ・サンダーと合意した。マーベリックスはデレック・ライブリー二世のドラフト交渉権を獲得し、一方のサンダーはケイソン・ウォレスのドラフト交渉権を獲得する。
複数の報道によると、マーベリックスはこのトレードでベテランシューターのベルターンスをサンダーに放出するという。
さらに、マーベリックスはドラフト1巡目の後半になって、サクラメント・キングスからオリビエ・マクセンス・プロスパー(24位指名)を獲得することで基本合意した。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、キングスはベテランセンターのリショーン・ホームズとプロスパーをマーベリックスにトレードする。
マーベリックス獲得
- サンダーの12位指名交渉権(デレック・ライブリー二世)
- キングスの24位指名交渉権(オリビエ・マクセンス・プロスパー)
- リショーン・ホームズ
サンダー獲得
- マーベリックスの10位指名交渉権(ケイソン・ウォレス)
- ダービス・ベルターンス
キングス獲得
- トレーデッドプレイヤー例外枠
ライブリー二世は、ルカ・ドンチッチを中心としたペリメーター偏重のロスターのバランスを取るためにマーベリックスに切実に必要とされていたビッグマンの有望株。また、このトレードによって、マーベリックスのオフシーズンの目玉であるフリーエージェントのカイリー・アービングを確保するための追加資金と手段が確保されることになる。
一方のサンダーは、ウォレスというもう1人の万能プレイメーカーを獲得した。身長188cmのケンタッキー大のウォレスは、来シーズンには昨年の全体2位指名選手のチェット・ホルムグレンが復帰する予定の若いサンダーに、アグレッシブなディフェンスを提供することだろう。