ミネソタ・ティンバーウルブズは7月6日(日本時間7日)、ユタ・ジャズとのトレードでルディ・ゴベアを獲得したことを発表した。
ウルブズ獲得
- ルディ・ゴベア
ジャズ獲得
- パトリック・ベバリー
- マリーク・ビーズリー
- ジャレッド・バンダービルト
- レアンドロ・ボルマロ
- ウォーカー・ケスラー交渉権
- 2023年ドラフト1巡目指名
- 2025年ドラフト1巡目指名
- 2026年ドラフト指名権交換権
- 2027年ドラフト1巡目指名権
- 2029年ドラフト1巡目指名権
30歳のゴベアはNBAでの9シーズンでレギュラーシーズンの611試合に出場(先発519試合)。平均30.0分間のプレイで12.4得点、フィールドゴール成功率65.3%、11.7リバウンド、2.2ブロックを記録している。2021-22シーズンは66試合に出場(全試合先発)。平均15.6得点、自己最高のFG成功率71.3%、自己最多14.7リバウンド、2.1ブロックをマークした。FG成功率とリバウンドはリーグトップの数字。また、ダブルダブル達成回数(53)はリーグ2位、平均2.1ブロックはリーグ3位だった。プレイオフで通算49試合に出場(全試合先発)。平均13.4得点、FG成功率66.2%、11.3リバウンド、1.8ブロックをマークしている。
通算FG成功率(65.3%)はジャズの球団歴代トップ。リバウンド(7,119)、ディフェンシブリバウンド(5,096)、オフェンシブリバウンド(2,023)、得点とリバウンドのダブルダブル(351)は2位、ブロック(1,357)は3位、得点(7,592)は10位だ。
2013年のNBAドラフトでデンバー・ナゲッツに全体27位で指名されたゴベアは、オールNBAに4回選出(2017年にセカンドチーム、2019年、20年、21年にサードチーム)。年間最優秀守備選手賞を3回(2018年、19年、21年)受賞している。オールスター選出は3回(2020~22年)、オールディフェンシブ・ファーストチーム選出は6回(2017~22年)。
フランス代表としてゴベアは直近2回のオリンピックに出場しており、2021年開催の東京オリンピックでは平均12.2得点、FG成功率63.6%、9.3リバウンドを記録。ベストファイブに選出され、フランスの銀メダル獲得に貢献した。
一方、ベバリーはヒューストン・ロケッツ(2012~17年)、ロサンゼルス・クリッパーズ(2017~21年)、ウルブズ(2021-22シーズン)で526試合に出場(先発438試合)。平均27.4分間のプレイで8.8得点、4.3リバウンド、3.5アシスト、1.1スティールを記録している。オールディフェンシブチーム選出3回(2017年にファーストチーム、2014年と20年にセカンドチーム)。ウルブズでは2021-22シーズンの58試合に出場(先発54試合)。平均9.2得点、4.1リバウンド、4.6アシストを記録した。
2016年のドラフトで全体19位指名されたビーズリーは、2016年から20年までデンバー・ナゲッツ、2019年から22年までウルブズに在籍。平均10.4得点、2.5リバウンド、1.2アシストを記録している。2021-22シーズンはウルブズで79試合に出場(先発18試合)、平均12.1得点、3ポイントショット成功率37.7%、2.9リバウンド、1.5アシストをマークした。途中出場からの3P成功平均2.7本は、NBAのリザーブ選手最多タイの数字だ。
2018年のドラフトで全体41位指名され、2018年から20年までナゲッツ、2019年から22年までウルブズでプレイしたバンダービルトは、平均5.4得点、6.2リバウンド、1.2アシストを記録。2021-22シーズンは平均25.4分間のプレイで6.9得点、8.4リバウンド、1.3アシスト、1.3スティールと、自己最高の数字を残している。
2020年のドラフトでニューヨーク・ニックスに全体23位で指名され、当日にウルブズにトレードされたボルマロは、2021-22シーズンの35試合に出場。平均1.4得点、1.2リバウンドを記録した。2021年に開催された東京オリンピックのアルゼンチン代表メンバーだ。
2022年のドラフトで全体22位指名されたケスラーは、オーバーン大学の2年生シーズンで34試合に出場(全試合先発)。平均11.4得点、FG成功率60.8%、8.1リバウンド、4.6ブロック、1.1スティールを記録している。