複数の報道によると、デトロイト・ピストンズがポートランド・トレイルブレイザーズとのトレードでジェレミー・グラントを放出し、2025年のドラフト1巡目指名権(ミルウォーキー・バックス経由)やその他ドラフト指名権を獲得したようだ。
ブレイザーズ獲得
ジェレミー・グラント
2022年のドラフト2巡目指名権(46位)
ピストンズ獲得
2022年のドラフト2巡目指名交換権(36位)
2025年のドラフト1巡目指名権(バックス経由)
2025年のドラフト2巡目指名権
『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は、ピストンズがブレイザーズから「2026年ドラフトのブレイザーズとニューオーリンズ・ペリカンズの最上位2巡目指名権」も獲得すると報じた。
また、ピストンズが獲得した2025年のドラフト1巡目指名権は、上位4位までのプロテクトつきだ。
オールスター選手のデイミアン・リラードが負傷でシーズンの大半を欠場したブレイザーズにとっては、大きな後押しだ。リラードとグラントはオリンピックのアメリカ代表で一緒にプレイしており、昨年夏の東京オリンピックで金メダルを獲得している。
一方のピストンズにとって大きいのは、キャップスペースだ。フリーエージェント開始が迫る中、約4400万ドル(約59億6000万円)の空きを手にする。
2021-22シーズンのグラントは、47試合に出場し、平均19.2得点を記録した。フィラデルフィア・76ers、オクラホマシティ・サンダー、デンバー・ナゲッツでプレイした最初の6シーズンは平均9.3得点だったが、ピストンズでのここ2年は平均20.9得点と大きく数字を伸ばしている。
また、ブレイザーズへの移籍は、グラントにとってある種の帰郷となる。グラントが生まれたのは、父ハービー・グラントがブレイザーズに在籍した3シーズンの1年目、1994年のことだった。
原文:Pistons reportedly trade Jerami Grant to Trail Blazers(抄訳)