ジャズがスナイダーHCの退任を発表

2022-06-05
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NBA Entertainment

ユタ・ジャズは6月5日(日本時間6日)、クイン・スナイダー・ヘッドコーチが退任することを発表した。

スナイダーはジャズで8年指揮を執り、レギュラーシーズン通算372勝264敗(勝率58.5%)という成績を残した。球団史上2位の記録となる。

オーナーのライアン・スミスは「この8年、スナイダーはジャズのバスケットボールを体現してきました」と述べている。

「クインが日々見せてきた細部へのこだわりや絶えることない仕事ぶりは、彼がプロフェッショナルであることの証です。私はクインを称賛するばかりで、彼の決断を尊重するほかありません。オーナーグループと球団全体を代表し、ユタ州とジャズに対するクインとエイミーの貢献のすべてに心から感謝し、彼らの幸運を祈るばかりです」

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8年目の今季、スナイダーはジャズを6年連続プレイオフ進出に導いた。6シーズンのうち3シーズンでウェスタン・カンファレンス・セミファイナルに進出。この6シーズンでジャズは294勝178敗(勝率62.3%)を記録しており、これは同期間のNBAで3位、ウェストでトップの数字だった。

スナイダーは2020-21シーズン、NBAトップかつ球団史上最高となる52勝20敗(勝率72.2%)を記録し、2021年のNBAオールスターゲームで「チーム・レブロン」のヘッドコーチを務めた。2017-18シーズンには、年間最優秀コーチ賞の投票で2位に選ばれている。また、ジャズで4度のウェスト月間最優秀コーチに選出された。

スナイダーは「これほど尊敬されている歴史的な球団、そして美しく、優しくて、協力的なソルトレイクシティというコミュニティでこの8年を過ごすことができ、とても感謝しています。ミラーファミリーやライアン、アシュリーは、これ以上ないオーナーでした」と話している。

「彼らはあらゆる面でジャズをよく代表しており、チームを委ねるのにライアン以上のオーナーシップはないと知っています。ジャズにとって正しいことをし、ユタに優勝をもたらすために、彼は非常に誇り高く献身しています。マイク、ライアン、ドウェインらオーナーグループ全体と一緒に仕事ができたのは光栄でした。ダニーとジャスティンは強力なリーダーシップを発揮してくれ、彼らのチームとの仕事や努力に強く感謝しています」

「私の日々の原動力となった中心は、選手たちや彼らのバスケットボールに対する情熱、向上のために継続的に仕事をしようという意欲、チームとジャズに対する献身でした。彼らが成長と進化を続けるためには、新しい声が必要だと強く感じています。それだけなのです。哲学の違いなど、その他の理由はありません。8年が過ぎ、とにかく前進するためのタイミングと感じたのです」

「これが正しい決断だと確信するために、シーズン後に時間が必要でした。一緒に前進することに関するライアン、ダニー、ジャスティンの話し合いをとても尊重し、感謝しています。ただ私はそのタイミングが訪れたのだと分かったのです。すべての選手、コーチ、パートナー、ジャズで一緒に働いたすべての人たちに、永遠に感謝します。あなたたちの犠牲、あなたたちとの関係が、この経験を信じられないような特別なものとしてくれました。エイミーと私はここでの日々にとても感謝しています。家族を育てるのに素晴らしい場所でした。いつも協力的で情熱的なファンに感謝しています。みなさんの幸運、そしてみなさんが優勝してバナーを掲げるのを見られるのを望むばかりです」

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