複数の報道によると、ユタ・ジャズがトレードでドノバン・ミッチェルをクリーブランド・キャバリアーズに放出したようだ。ジャズは引き換えに3選手と3つの保護条件なしドラフト指名権を獲得するという。
キャバリアーズ獲得
- ドノバン・ミッチェル
ジャズ獲得
- コリン・セクストン
- ラウリ・マルカネン
- オチャイ・アバジ
- 2025年のドラフト1巡目指名権
- 2026年の指名交換権
- 2027年のドラフト1巡目指名権
- 2028年の指名交換権
- 2029年のドラフト1巡目指名権
『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によると、セクストンは4年7200万ドル(約100億8000万円/1ドル=140円換算)のサイン&トレードで2026-27シーズンまでジャズにとどまることで合意したようだ。
ジャズは今オフシーズン、オールスター選手のミッチェルとルディ・ゴベアをそれぞれトレードしたことで、将来に向けた財産を大量に手に入れるかたちだ。両選手の取引でドラフト1巡目指名権を7つ、指名交換権を3つ、2022年のNBAドラフトで1巡目指名された2選手を獲得する。
一方、キャバリアーズは直近で競っていくことを目指している。25歳のミッチェルはリーグ有数のエリートスコアラーであり、彼の獲得によって、若い選手たちを軸に昨季44勝を記録したキャバリアーズはイースタン・カンファレンスの上位を争うチームとなる。
昨季平均25.9得点を記録したミッチェルは、オールスター選手のダリアス・ガーランドやジャレット・アレン、ルーキーシーズンに活躍したエバン・モーブリーらとプレイすることになる。
ひざのケガで昨季を棒に振ったセクストンは、制限付きフリーエージェントだった。実績のあるスコアラーだが、ガーランドの成長などでキャバリアーズにとって放出可能な選手となっていた。
一方、マルカネンはキャバリアーズでの1年目で平均14.8得点、5.7リバウンドを記録している。また、アバジは2022年のドラフトでキャバリアーズに全体14位で指名されていた。