ウィザーズ指揮官、八村塁の先発は「まだ時間かかる」 課題は「守備とコミュニケーション」

2022-03-18
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NBA Entertainment

ワシントン・ウィザーズのウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチが3月17日(日本時間18日)、八村塁の課題やスタメン出場の可能性に言及した。

前日のデンバー・ナゲッツ戦で3試合連続となる12得点をあげた八村だが、3ポイントショットは今季最多の試投5本を記録も成功なし。連続3P成功の自己最長記録は14試合で止まった。

それでも、アンセルドHCは「チームの方針に徹しているということだ。リズムよく打てる3P、キックアウトからの3Pなら、どんどん打ってほしい」と話している。

「昨日は前半に3Pが決まらなかったため、後半、少し消極的になって3Pを断念して、もっと難しい(2ポイント)ショットを打つかたちとなってしまった」。

また、指揮官は「塁の状態は1か月半前と比べたらまるっきり違う。チームの方針をしっかり理解しているし、まだ課題点はあるが、すごく向上したことは間違いない」と評価。今後の課題点を問われると、「ディフェンス面だ」と答えた。

「1on1のディフェンスは問題ないが、カバレージに関してはまだちゅうちょしている時がある。そしてコミュニケーションだ。選手たちは場合によって、何と言っていいか分からないため、コミュニケーションがしっかり取れていない。そういう時に間違ったことを言ってしまったとしても、声を出すだけで5人全員が連動しやすくなる」。

今季は一貫してベンチスタートとなっている八村だが、その利点について、アンセルドHCは「復帰してからしばらくの間、出場時間制限があった」と述べている。

「最近はそういう制限がほぼなくなって、もう少し出場してもらっている。でも、まだ時間はかかると思う。今はスタメン出場のことよりも、クロージングラインナップに入っているか、入っていないか、そっちの方が大事だと思う。現時点で、クロージングラインナップは日替わりになっている。その試合で調子が良い選手に任せている」。

29勝39敗でイースタン・カンファレンスの11位につけるウィザーズは、18日(同19日)にニューヨーク州ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでニューヨーク・ニックスと対戦する。