【リポート】「今は100%」と復帰に意気込むシモンズ 76ers復帰の可能性にも扉

2023-08-30
読了時間 約2分
(NBAE via Getty Images)

フィラデルフィア・76ersを退団後、今も続く負傷の問題もあり、ベン・シモンズはここ2シーズンであまりバスケットボールができなかった。

しかし、2022-2023シーズンのNBAレギュラーシーズン最後の2か月を欠場し、腰のリハビリを受けてきたシモンズは、100%の状態でコートに戻る準備を整えている。『Andscape』のインタビューで、ブルックリン・ネッツでコートに戻ることに「興奮している」と述べた。

復帰のシーズンと宣言するベン・シモンズ

シモンズはネッツで42試合にしか出場していない。インタビューでは、2022年5月に腰を手術した後の復帰が早すぎたと認めている。

腰の問題が再発し、シモンズはオールスターブレイク後の試合を欠場した。それから6か月のリハビリを経て、シモンズはここ2年で最高の調子とし、新シーズンがネッツでの復帰の舞台になると話した。

シモンズは「今は100%の状態と感じている。とにかく以前の自分に戻ろうとしているよ」と述べた。

「しばらくプレイできなかった。とにかく受け止め、体を慣らしていくのみだ」

シモンズは「復帰してみんなを支配できたら素晴らしいね」と話している。

「昨季のような選手に戻るつもりはない。本来の自分にまったく近くないからね。でも、昨年の自分がどうだったかは分かっている。だから、言うのは簡単だ」

「今の僕は、昨季の自分と対戦したら圧倒するだろう。そういう感じだ」

27歳のシモンズはまだ全盛期であり、元オールスター選手である彼は、最高の日々が待っていると信じている。

シモンズは「やれると分かっているから、興奮しているよ」と話した。

「自分が好きなことをハイレベルにやれるようになっている。何を言われようと、僕はオールスターに3回選ばれ、オールNBAチーム、オールディフェンシブチームに選出された選手だ。何もしていない選手じゃない」

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ネッツへの思いやポジションを語るシモンズ

ネッツはシモンズが76ersとのトレードで加入した時とは大きく異なるチームになった。ケビン・デュラントとカイリー・アービングの代わりに、ミケル・ブリッジズやキャメロン・ジョンソンが若い主軸となっている。

ふたりのスター選手が退団し、優勝への期待は薄まったが、シモンズの球団に対する思いは深まっているようだ。

ネッツは「ブルックリンが大好きだ」と話した。

「ブルックリンとは問題ない。僕はもっと健康になりたいんだ。自分にできるのは健康になることだけだった。何も文句は言えない。素晴らしい街、素晴らしい球団、素晴らしいオーナー、素晴らしいコーチ、素晴らしい(ゼネラルマネージャー)。僕はそんなところにいるんだ。周りにいるのはみんな良い人で、勝利を望み、正しくやりたいと願っている」

ネッツがシモンズをどのように含めていくかは正確に分かっていない。だが、ジャック・ボーン・ヘッドコーチとの話し合いによれば、ポイントガードを想定しているようだ。

シモンズは「ポイントガードだ。それが僕だよ」と強調した。

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「『これを直せ、あれを直せ』とみんなが言うけど、違うんだ。僕はポイントガードなんだよ。ハイレベルなプレイができていた時は、誰も何も言わなかった」

76ers復帰の可能性に扉を開けるシモンズ

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76ers退団時は大きく騒がれた。球団と行き詰まり、長い日々の末、2022年2月にネッツへのトレードが決まった。

修復できないほどにファンとの関係は悪化した。だが、街を離れて1年半。シモンズは2016年に自分をドラフト全体1位指名した球団と再び一緒になる可能性に扉を開けた。

シモンズは「フィリーのことはずっと好きだよ」と述べている。

「いつもみんなに『またトレードされるならどこがいい?』と聞かれると、『フィリーだけだ。フィリーは僕の2番目の家だ』と答えている。そうこうするうちに、人として学び、成長するものさ」

シモンズは76ersともっと良い別れ方ができたかもしれないと認めた。だが、とにかくポジティブに当時を振り返っている。

シモンズは「本当にフィリーに関して悪く言うことはない」と話した。

「結局は、クレイジーな状況だったんだよ」

オーストラリア代表でパリオリンピックを目指すシモンズ

(NBAE via Getty Images)

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オーストラリア代表は現在、FIBAバスケットボールワールドカップ2023を戦っている。シモンズは2013年のデビュー以降、代表でプレイしていない。

76ersがプレイオフでアトランタ・ホークスに敗れ、「個のスキル向上に集中」すべく、2021年開催の東京オリンピックを辞退したシモンズだが、2024年は代表のジャージーを着るようだ。

シモンズは「オリンピック? そうだね、100%だ。来年はそれを望んでいる」と述べた。

「知らせておくよ。僕は出たい」

「オーストラリアの人たちからは、『今出るべきだ。ジョック・ランデール』は今プレイしている」といったメッセージをもらう。僕は、準備ができた時にプレイするよ」

「フィジカルの準備が整い、用意ができたというタイミングではない。でも、来年はオリンピックのチームの一員になることが目標だ」

原文:Ben Simmons ready to 'come back and dominate' for Nets, opens door for future return to Philadelphia(抄訳)

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