なぜレイカーズ新人ブロニー・ジェームズはNBA Gリーグでプレイ見込みなのか?

2024-07-04
読了時間 約3分
Kirby Lee/USA TODAY NETWORK

NBAドラフト2024組で最もデビューが期待されているのは、おそらくブロニー・ジェームズだ。

全般的に強力な有望株が少ないとされ、ジェームズ家の人気もあり、ファンは19歳のブロニーが父レブロンと一緒にコートに立つのを見るのを楽しみにしている。ただ、ブロニーのNBAでのルーキーシーズンは長く続かないかもしれない。

ドラフト2巡目指名の選手の多くは、Gリーグでキャリアをスタートさせることが多い。ただ、ブロニーは脚光を浴びており、特殊な状況にある選手だ。加えて、契約は4年790万ドル(約12億7190万円/1ドル=161円換算)の保証。2巡目指名の選手が結ぶ契約としては珍しい。レイカーズが全体55位で指名しただけになおさらだ。それでも、ブロニーは少なくともレイカーズでデビューしてシーズンを始めるだろう。

では、ブロニーはGリーグでもプレイするだろうか。レイカーズでのルーキーシーズンの展望をまとめる。

ブロニー・ジェームズはGリーグでプレイするのか?

ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は、『SportsCenter』で、ブロニーがGリーグ傘下サウスベイ・レイカーズでルーキーシーズンの大半を過ごす見込みと伝えた。

ブロニーはNBAでシーズンをスタートさせ、1週目に父と一緒にデビューを飾るだろう。その後、大半の時間をGリーグでの武者修行に費やすと見られる。

ドラフト2巡目指名の選手にとって、ルーキーシーズンの大半をGリーグで過ごすのは非常に一般的なことだ。2巡目下位指名の選手なら、プロ初シーズンでNBAのコートに立たないことすらしばしばある。

ブロニーは特殊なケースだが、NBAデビューを飾ってから、再びNBAで居場所を勝ち取るための伝統的な道のりに進むことは変わらないだろう。ブロニーがいつ、フルタイムのNBA選手になれるかについては、スカウトの間でも意見が分かれている。

ブロニーのキャリアを展望するのは難しい。19歳で高校時代に有望なキャリアを過ごしたが、南カリフォルニア大学での1年目シーズンを前に心停止に見舞われた。そのためNCAAデビューが遅れ、出場した25試合でその能力は制限された。

GリーグはそのブロニーがNBAドラフトコンバインで見せた力強いパフォーマンスを土台に築き、飛躍を遂げるためのチャンスとなる。今後を見据える声が多い中で、世界を驚かせ、新シーズンからNBAでプレイする準備を整えるかもしれない。

そのキャリアの展望は、Gリーグでのパフォーマンス次第によるだろう。

ブロニー・ジェームズの契約内容

ブロニーはレイカーズと4年790万ドルの契約を結んだ。ESPNのボビー・マークス記者によれば、ルーキーシーズンは年俸120万ドル(約1億9320万円)だ。4年目がチームオプションで、約250万ドル(約4億250万円)となる。

シーズン サラリー
2024-25 115万7143ドル
2025-26 195万5377ドル
2026-27 229万6271ドル
2027-28 248万6995(チームオプション)

ブロニー・ジェームズの大学スタッツ

  • 1試合平均4.8得点
  • 1試合平均2.8リバウンド
  • 1試合平均2.1アシスト
  • 1試合平均0.8スティール
  • 1試合平均0.2ブロック
  • 1試合平均1.1ターンオーバー
  • フィールドゴール成功率36.6%
  • 3ポイントショット成功率26.7%
  • フリースロー成功率67.6%
  • 1試合平均19.3分間出場
  • 出場25試合

原文:Bronny James in the G League: Why Lakers rookie is expected to play in minor league after debuting with LeBron(抄訳)
翻訳:坂東実藍