先週12か月ぶりのNBA復帰を果たし、生産的な結果を出しているカーメロ・アンソニーはひとつ明確にしたことがある。「これは決してサヨナラツアーなんかではない」と彼が主張していることを『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。
「僕のバスケットボールへの愛は変わらない。この『サヨナラツアー』の話が一体どこから出てきたのかわからない。今までそんなこと口にしたこともないよ」。
先週ポートランド・トレイルブレイザーズと1年間の無保証契約を結んだアンソニーは、ここまで4試合に出場している。11月25日(日本時間26日)のシカゴ・ブルズに勝った試合では、ゲーム最多となる25得点を記録し、まだNBAのロスター入りする価値があることを証明している。
アンソニーは「自分が何ができるかわかっているし、自分を信じている」と『The Athletic』に述べた。
「サヨナラツアーになるときはなる。僕が考えることではない。今は引退することなんて考えていない。この夏の間に考えることはあったけど、今は頭のなかにないよ。自分にはまだ残っていると信じている」。
ブレイザーズが彼と契約するまで、ほかのチームは彼を獲得することを避けていた。昨シーズン、10度のオールスター選出を誇るアンソニーはローテーションを外され、トレードされ、契約を解除されており、本人はこの一連の流れを「恥ずかしい」と語った。
さらにシャラニア記者とのインタビューで、アンソニーは友人のレブロン・ジェームズやドウェイン・ウェイドにチーム探しを手伝ってもらうようお願いすることはなく、「友情のなかにビジネスを持ち込むことは絶対にない」と話している。
「それは絶対にしないよ。友人に対して『これが必要なんだけどお願いできる?』なんて言うことはない。特にそれが彼らがコントロールできないことなのであればなおさらね」。
原文:Carmelo Anthony on 2019-20 season: ‘This ain’t a damn farewell tour’ by NBA.com