3月5日(日本時間6日)にオハイオ州クリーブランドのロケット・モーゲージ・フィールドハウスで行われたボストン・セルティックス対クリーブランド・キャバリアーズの一戦は、キャバリアーズが105-104で勝利した。
今季のスーパーボウルを制したNFLのスター選手トラビス・ケルシーがコートサイドで見守る中、キャバリアーズは第4クォーターに球団史上最大となる22点ビハインドを逆転して勝利した。
ジャレット・アレンは「正直、ケルシー兄弟が観客を盛り上げ出した時に、僕らはやれると思った」と話している。
ドノバン・ミッチェル(ひざ)を欠き、第3Qにエバン・モーブリーが足首を痛めて退場したキャバリアーズだが、第4Qにディーン・ウェイドが活躍。このクォーターだけで5本の3ポイントショット成功を含む20得点と、ひとりでセルティックスの17得点を上回った。
そのウェイドが残り19.1秒にプットバンクダンクを決め、1点をリードしたキャバリアーズは、同0.7秒にダリアス・ガーランドがジェイソン・テイタムにファウル。しかし、コーチのチャレンジでレビューした結果、ガーランドではなくテイタムの足がコンタクトにつながったと判定が覆り、キャバリアーズが勝利している。
「リングがスイミングプールのように見えた」というウェイドは、カンザス州出身でカンザスシティ・チーフスの大ファン。試合後にケルシーから「バスケットボールでうまくいかなかったら、控えのタイトエンドになれると言われたよ」と話した。
JB・ビッカースタッフ・ヘッドコーチは「彼はただのスポットアップシューターじゃない」と、ウェイドを称賛している。
「守備でやれることも分かっている。でも、今夜は攻撃的なプレイをし、波に乗ったね」
「ただ、ディーン・ウェイドという男の芯となっているのは、信念と自信だ」
キャバリアーズ(40勝21敗)はウェイドが23得点、8リバウンド、アレンが21得点、12リバウンド、ガーランドが16得点、11アシスト、アイザック・オコーロが16得点、キャリス・ルバートが10得点、5アシストを記録した。
一方、セルティックス(48勝13敗)は今季のリーグ最長だった連勝が11試合でストップ。2月1日(同2日)以来の黒星を喫している。テイタムが26得点、13リバウンドだったほか、クリスタプス・ポルジンギスが24得点、9リバウンド、ジェイレン・ブラウンが21得点、ドリュー・ホリデーが12得点、5アシストをマークしている。
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