FIBAがJBAの国際資格停止処分を解除、渡嘉敷「リオ五輪出場のため全力尽くす」

2015-08-10
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8月9日、国際バスケットボール連盟(FIBA)は、日本バスケットボール協会(JBA)に科していた国際資格停止処分の解除を発表した。

FIBAは、国内で2つのリーグが並立する問題をJBAが解消させられないでいたことなどを理由に、昨年11月に同処分を科した。だが、JBA側がジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(JPBL)を設立し、新たなマネージメントモデルを構築する道筋が整ったことなどを受け、同処分の解除を決めた。

今回の処分解除により、男女日本代表はリオデジャネイロ・オリンピックのアジア地区予選出場が確定した。

リオデジャネイロ五輪アジア地区予選を兼ねるFIBAアジア選手権は、女子は8月29日、男子は9月23日に開幕予定。女子日本代表候補には、現在WNBAシアトル・ストームに所属する渡嘉敷来夢、男子日本代表候補には元NBAの田臥勇太(リンク栃木ブレックス)、昨季Dリーグのテキサス・レジェンズに所属した富樫勇樹らが選出されている。

処分解除に際し、渡嘉敷はJBAの公式リリースを通じて「制裁が解除されることを信じ、毎日バスケットボールと向き合ってきました」とコメントを発表している。

「私にできることは、いまも、そしてこれからも、練習してきたことをコートで表現するだけです。アメリカで経験したことが日本のバスケットボール界、日本代表にとってプラスになるよう、また日本代表を勝利に導き、FIBAアジア選手権で優勝してリオデジャネイロオリンピック出場を決められるように、全力を尽くします」。