8月25日に開幕したFIBAバスケットボールワールドカップ2023は、フィリピン、日本、インドネシアの3か国共催で9月10日まで行われる。
4日目はルカ・ドンチッチやオースティン・リーブス、元NBA選手のロンデイ・ホリス・ジェファーソンらが活躍した。
ここでは、8月28日に行われた試合のトップパフォーマーを詳しく見ていくことにしよう。
ルカ・ドンチッチ(スロベニア)
ダラス・マーベリックスのスーパースターが、初戦に続いて活躍した。ジョージアを88-67で下した第2戦で、ドンチッチは34得点、10リバウンド、6アシスト、3スティールを記録し、快勝に導いている。ドンチッチはフリースロー17本中13本成功、3ポイントショット9本中3本成功をマーク。守備でも奮闘する場面があった。
一方、ジョージアはサンアントニオ・スパーズのサンドロ・マムケラシュビリが21得点、7リバウンドを記録している。
オースティン・リーブス&ジョシュ・ハート(アメリカ)
リーブスはボールに触れるたびにワールドカップの観客たちを沸かせている。アメリカがギリシャを109-81で下した一戦で、リーブスは15得点、5リバウンド、6アシストを記録。見事なドライブからの得点などを披露した。
また、ハートはチーム最多の11リバウンドを記録するなどハッスル。6得点、5アシストもマークしつつ、汚れ仕事を多くこなした。アメリカはリーブスやハートらベンチメンバーが60-45とギリシャを上回っている。
一方、ギリシャは唯一の現役NBA選手であるミルウォーキー・バックスのサナシス・アデトクンボがフィールドゴール5本中1本成功の2得点にとどまった。
ニコラ・ヨビッチ&ボグダン・ボグダノビッチ(セルビア)
グループBのセルビアは、若手(ヨビッチ)とベテラン(ボグダノビッチ)の力でプエルトリコに91-73と勝利した。
マイアミ・ヒートの2年目ヨビッチは、FG9本中6本成功、3ポイントショット5本中3本成功で16得点、4リバウンドを記録。アトランタ・ホークスのボグダノビッチは、FG16本中5本成功で17得点、5リバウンド、5アシスト、2スティールをマークしている。
ロンデイ・ホリス・ジェファーソン(ヨルダン)
序盤からビハインドを背負い、試合の大半で苦しんだヨルダンだが、オーバータイムの末に87-95で敗れたグループCのニュージーランド戦で奮闘した。NBAで6シーズンを戦った元ドラフト1巡目指名のホリス・ジェファーソンがいなければ不可能だっただろう。
最後にNBAでプレイしたのはポートランド・トレイルブレイザーズ時代の2020-2021シーズンというホリス・ジェファーソンは、オーバータイムに持ち込む3Pの4点プレイを披露するなど、39得点を記録。10点のビハインドを背負っていた残り6分22秒からオーバータイムに持ち込んだヨルダンに貢献した。
カーリク・ジョーンズ(南スーダン)
FIBA加盟からまだ10年の南スーダンだが、中国戦で89-69と快勝。2次ラウンド進出への望みをつなぎ、存在感を示している。
第2クォーターで39-28とリードし、以降はほとんど逃げきった南スーダンで活躍したのがジョーンズだ。昨季シカゴ・ブルズであまり出場することのなかったリザーブのジョーンズだが、歴史をつくった一戦で21得点、6アシストを記録した。
ジョーンズは96-101でプエルトリコに敗れた開幕戦でも35得点、11アシストを記録しており、ワールドカップで2試合連続の活躍と好調だ。
原文:World Cup Standouts Day 4: Luka Doncic, Austin Reaves come up big in wins(抄訳)