ヒューストン・ロケッツの元コーチで、NBA選手としても11年間プレイしたジョニー・イーガン氏が亡くなった。83歳だった。『Houston Chronicle』のジョナサン・フェイガン記者によると、イーガンは5月8日(日本時間9日)に転倒して頭を負傷し、亡くなったという。
イーガン氏は、1971-72シーズンの前にチームがヒューストンに移転したときにロケッツに所属していた選手の1人で、1972から1976年までチームのコーチを務め、1975年にはヒューストンに移転以来初のプレイオフに導いた。その1回戦でロケッツはニューヨーク・ニックスを破り、プレイオフでのシリーズ初勝利を飾っている。
イーガン氏はNBAで、デトロイト・ピストンズ(1961-63)、ニューヨーク・ニックス(1963-65)、ボルチモア・ブレッツ(1965-68)、ロサンゼルス・レイカーズ(1968-70)、サンディエゴ/ヒューストン・ロケッツ(1970-72)に所属。通算712試合に出場し、1試合平均7.8得点、1.8リバウンド、3.0アシストを記録した。1968-69シーズンにはファイナルに進出したものの、第7戦でボストン・セルティックスに敗れたレイカーズで、重要なローテーションプレイヤーとして活躍した。
1971-72シーズンにはテックス・ウィンターの後任としてロケッツのヘッドコーチに就任。『Houston Chronicle』によると、イーガン氏は、元ロケッツの長年の実況アナウンサーのビル・ウォレルの最初の放送パートナーとしてロケッツファンによく知られていたという。