5月19日(日本時間20日)、マサチューセッツ州ボストンのTDガーデンで行われたイースタン・カンファレンス・ファイナル第2戦、マイアミ・ヒート対ボストン・セルティックスの一戦は、111-105でヒートが勝利し、シリーズ2勝0敗とした。
第3クォーターを終えて8点のビハインドを背負い、第4Q序盤に12点差とされたヒートだが、この第4Qにジェイソン・テイタムをフィールドゴール3本中0本成功、ジェイレン・ブラウンをFG5本中1本成功に抑える。
残り2分58秒、同2分33秒とジミー・バトラーの立て続けの得点でスコアをひっくり返したヒートが、第4Qで36-22とセルティックスを逆転。敵地でシリーズ連勝スタートとした。
ヒート(2勝)はバトラーが27得点、8リバウンド、6アシスト、3スティール、2ブロック、ケイレブ・マーティンが25得点、バム・アデバヨが22得点、17リバウンド、9アシスト、ダンカン・ロビンソンが15得点、マックス・ストゥルースが11得点を記録している。
バトラーは第4Q中盤、グラント・ウィリアムズと顔をつき合わせて一触即発の雰囲気となった。ダブルテクニカルファウルの笛が吹かれたこの場面から、ヒートはバトラーの9得点などで23-9のラン。9点ビハインドから5点リードと逆転し、勝利を引き寄せた。
マーティンは「ウチにとっては良いと思ったね」と振り返っている。
「あの後で彼の目から準備ができたと分かったよ」
バトラーは「健全な競争だ。嘘はつかない。健全な競争で、大好きだ。常に競うためにここにいる。時にはおしゃべりするのも好きなんだよ」と話した。
「僕たちが勝っている限り、僕はそれでいいんだ」
セルティックスがバトラーを怒らせたのかとの質問に、ブラウンは「次の質問どうぞ」と回答を拒んだ。一方、バトラーは「そうだね」と答えている。
「でも、それが最高の競争なんだ。彼(ウィリアムズ)はビッグショットを決めて、僕に話しかけ始めた。でも、僕はそういうのが好きなんだよ。とにかく競争だ。勝利への意欲を後押しする。笑わせてくれるんだ。ただ、話しかけるのに僕が最高の相手なのかどうかは分からないけどね」
一方、セルティックス(2敗)はテイタムが34得点、13リバウンド、8アシスト、ブラウンが16得点、マルコム・ブログドンとロバート・ウィリアムズ三世が各13得点、デリック・ホワイトが11得点をマークした。
テイタムは「厳しいよ。大変だ。でも、ここで悲しんだりしていても意味がない」と述べている。
「彼らはここに来て2試合で勝った。良いプレイをした。たたえなければいけない。でも、僕らは死んだわけじゃないんだ。素晴らしい機会がある。まだ僕の自信は最大級だ。みんなもそうだよ。とにかく第3戦に向けて準備しなければいけない」
第3戦は21日(同22日)、フロリダ州マイアミのカセヤ・センターで行われる。
ヒート対セルティックス第2戦 試合情報
ヒート:東地区第8シード
セルティックス:東地区第2シード
会場:
TDガーデン(マサチューセッツ州ボストン)
日時:2023年5月20日午前9:30(日本時間)
配信:NBA Rakuten