ホーネッツのラメロ・ボールが2020-21シーズンの最優秀新人賞を受賞

2021-06-17
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NBAは6月16日(日本時間17日)、シャーロット・ホーネッツのラメロ・ボールが、2020-21シーズンのKia NBAルーキー・オブ・ザ・イヤー(最優秀新人賞)を受賞したことを発表した。ホーネッツの選手としては、ラリー・ジョンソン(1991-92シーズン)、エメカ・オカフォー(2004-05シーズン ※当時はシャーロット・ボブキャッツ)に続き3人目となる。

以下、公式リリース抄訳。

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ボールは全世界の99人のスポーツライターと放送関係者から84の1位票を含む合計465ポイントを獲得しました。2位は残りの15の1位票を獲得したミネソタ・ティンバーウルブズのガードのアンソニー・エドワーズ(309ポイント)、3位はサクラメント・キングスのガードのタイリース・ハリバートン(114ポイント)でした。選手には、1位票は5ポイント、2位票は3ポイント、3位票は1ポイントが与えられています。

ボールは51試合(31試合に先発)に出場し、1試合平均28.8分で15.7得点、6.1アシスト、5.9リバウンド、1.59スティールを記録。アシストとスティールで全ルーキーのトップ、得点とリバウンドで2位となりました。1973-74シーズンにスティールが公式スタッツになって以来、シーズン平均で15.0得点、6.0アシスト、5.0リバウンド、1.50スティール以上を記録したルーキーは、マジック・ジョンソン(1979-80シーズン)、ペニー・ハーダウェイ(1993-94シーズン)、スティーブ・フランシス(1999-2000シーズン)、クリス・ポール(2005-06シーズン)、マイケル・カーター・ウィリアムズ(2013-14シーズン)、ベン・シモンズ(2017-18シーズン)に続き7人目となります。

1月9日(同10日)のアトランタ・ホークス戦では、ボールは19歳140日で22得点、12リバウンド、11アシストを記録し、NBA史上最年少でトリプルダブルを達成しました。ほかにも、2月5日(同6日)のユタ・ジャズ戦で自己最多の34得点、8アシスト、ターンオーバーゼロを記録し、3月1日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦で30得点、8アシスト、6リバウンド、4スティールを記録するなどの素晴らしい活躍を見せています。右手首の負傷で21試合を欠場したにもかかわらず、ボールはホーネッツ史上2番目に多いアシスト数(313)と3ポイントショット数(92)を記録しました。

ボールは、12月〜1月、2月、3月と3か月連続で月間最優秀新人賞に選出され、また、2021年NBAライジング・スターズのU.S.チームにも選出されています。

ホーネッツは、2020年のNBAドラフト全体3位でボールを指名。ボールは、2019-20シーズンにオーストラリアのナショナル・バスケットボール・リーグ(NBL)のイラワラ・ホークスでプレイし、NBLルーキー・オブ・ザ・イヤーに選ばれています。

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投票結果は以下の通り。

2020-21 Kia NBA最優秀新人賞 投票結果

最優秀新人賞 歴代受賞者

1952-53 ドン・マイネケ(フォートウェイン・ピストンズ)
1953-54 レイ・フェリックス(ボルティモア・ブレッツ)
1954-55 ボブ・ペティット(ミルウォーキー・ホークス)
1955-56 モーリス・ストークス(ロチェスター・ロイヤルズ)
1956-57 トム・ハインソーン(ボストン・セルティックス)
1957-58 ウッディ・ソールズベリー(フィラデルフィア・ウォリアーズ)
1958-59 エルジン・ベイラー(ミネアポリス・レイカーズ)
1959-60 ウィルト・チェンバレン(フィラデルフィア・ウォリアーズ)
1960-61 オスカー・ロバートソン(シンシナティ・ロイヤルズ)
1961-62 ウォルト・ベラミー(シカゴ・パッカーズ)
1962-63 テリー・ディッシンジャー(シカゴ・ゼファーズ)
1963-64 ジェリー・ルーカス(シンシナティ・ロイヤルズ)
1964-65 ウィリス・リード(ニューヨーク・ニックス)
1965-66 リック・バリー(サンフランシスコ・ウォリアーズ)
1966-67 デイブ・ビング(デトロイト・ピストンズ)
1967-68 アール・モンロー(ボルティモア・ブレッツ)
1968-69 ウェス・アンセルド(ボルティモア・ブレッツ)
1969-70 カリーム・アブドゥル・ジャバー(ミルウォーキー・バックス)
1970-71 デイブ・コーウェンズ(ボストン・セルティックス)/ジョフ・ペトリ―(ポートランド・トレイルブレイザーズ)
1971-72 シドニー・ウィックス(ポートランド・トレイルブレイザーズ)
1972-73 ボブ・マッカドゥー(バッファロー・ブレーブス)
1973-74 アーニー・ディグレゴリオ(バッファロー・ブレーブス)
1974-75 ジャマール・ウィルクス(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
1975-76 アルバン・アダムズ(フェニックス・サンズ)
1976-77 エイドリアン・ダントリー(バッファロー・ブレーブス)
1977-78 ウォルター・デイビス(フェニックス・サンズ)
1978-79 フィル・フォード(カンザスシティ・キングス)
1979-80 ラリー・バード(ボストン・セルティックス)
1980-81 ダレル・グリフィス(ユタ・ジャズ)
1981-82 バック・ウィリアムズ(ニュージャージー・ネッツ)
1982-83 テリー・カミングス(サンディエゴ・クリッパーズ)
1983-84 ラルフ・サンプソン(ヒューストン・ロケッツ)
1984-85 マイケル・ジョーダン(シカゴ・ブルズ)
1985-86 パトリック・ユーイング(ニューヨーク・ニックス)
1986-87 チャック・パーソン(インディアナ・ペイサーズ)
1987-88 マーク・ジャクソン(ニューヨーク・ニックス)
1988-89 ミッチ・リッチモンド(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
1989-90 デイビッド・ロビンソン(サンアントニオ・スパーズ)
1990-91 デリック・コールマン(ニュージャージー・ネッツ)
1991-92 ラリー・ジョンソン(シャーロット・ホーネッツ)
1992-93 シャキール・オニール(オーランド・マジック)
1993-94 クリス・ウェバー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
1994-95 グラント・ヒル(デトロイト・ピストンズ)/ジェイソン・キッド(ダラス・マーベリックス)
1995-96 デイモン・スタウダマイアー(トロント・ラプターズ)
1996-97 アレン・アイバーソン(フィラデルフィア・76ers)
1997-98 ティム・ダンカン(サンアントニオ・スパーズ)
1998-99 ビンス・カーター(トロント・ラプターズ)
1999-00 エルトン・ブランド(シカゴ・ブルズ)/スティーブ・フランシス(ヒューストン・ロケッツ)
2000-01 マイク・ミラー(オーランド・マジック)
2001-02 パウ・ガソル(メンフィス・グリズリーズ)
2002-03 アマレ・スタウダマイヤー(フェニックス・サンズ)
2003-04 レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)
2004-05 エメカ・オカフォー(シャーロット・ボブキャッツ)
2005-06 クリス・ポール(ニューオーリンズ/オクラホマシティ・ホーネッツ)
2006-07 ブランドン・ロイ(ポートランド・トレイルブレイザーズ)
2007-08 ケビン・デュラント(シアトル・スーパーソニックス)
2008-09 デリック・ローズ(シカゴ・ブルズ)
2009-10 タイリーク・エバンス(サクラメント・キングス)
2010-11 ブレイク・グリフィン(ロサンゼルス・クリッパーズ)
2011-12 カイリー・アービング(クリーブランド・キャバリアーズ)
2012-13 デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)
2013-14 マイケル・カーター・ウィリアムズ(フィラデルフィア・76ers)
2014-15 アンドリュー・ウィギンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)
2015-16 カール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)
2016-17 マルコム・ブログドン(ミルウォーキー・バックス)
2017-18 ベン・シモンズ(フィラデルフィア・76ers)
2018-19 ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)
2019-20 ジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)
2020-21 ラメロ・ボール(シャーロット・ホーネッツ)

 


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