なぜレブロン・ジェームズはNBAダンクコンテストに出場したことがないのか?

2024-02-17
読了時間 約2分
(Getty Images)

レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)はNBAにおいて、4度のNBAチャンピオン、4度のNBAファイナルMVP、4度のMVP、20度のオールスター、そして歴代NBA得点王と、数々のレガシーを築いている。

その受賞歴すべてが非常に素晴らしいが、キング・ジェームズは、NBAスラムダンクコンテスト優勝というひとつの輝かしい経歴を残すことなくキャリアを終えることになる。

ジェームズは一貫してこのオールスターのイベントを欠場してきたが、それは2024年も変わらない。バスケファンからの関心は高いが、ジェームズがダンクの腕前を披露するために出場することはない。

ここではジェームズがダンクコンテストに出場したことがない理由を見ていこう。

レブロン・ジェームズはなぜNBAダンクコンテストに出場したことがないのか?

NBAに入って21年、ジェームズがオールスターウィークエンドのダンクコンテストに出場したことは一度もない。絶大なスターパワーと凄まじいワンハンドダンクをもってしても彼はこのコンテストを避けてきたのだ。

キャリアの初期には、「2010年のダンクコンテストに参加するつもりだ」と公言するなど、ジェームズは出場の考えを時折ちらつかせていたが、最終的にはオールスターサタデーナイトに登場することなく引退を迎えることになるだろう。

ジェームズはルーキーシーズン中に、TNTの『Inside the NBA』で将来のダンクコンテスト出場について聞かれた際、「試合の流れの中でダンクすること」が好きであり、「ダンクのことを考えてダンクコンテストに出場するとなるとちょっと難しい気がする」と答えた。さらにダンクコンテスト出場の可能性を追求されると、「その可能性は少し残しておくよ」と話している。

2015年にドウェイン・ウェイドがレブロンにダンクコンテストに出場したことがない理由を尋ねたときも、「僕の趣味じゃないんだ…僕は試合の中でダンクするタイプなんだよ」と、同じように回答。「(出ていたら)きっとすごかったはずだ」と信じており、参加しなかったことについて「自分に腹が立った」と続けた。

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ジェームズは10年以上前にも、「出ると決めたら勝たなければならない。そうでなければ、僕の土曜の夜が無駄になる」と話している。

プロ入りする前の高校3年生だった2003年、ジェームズはマクドナルド・オールアメリカン・ゲームのスラムダンクコンテストで優勝したことがある。

このコンテストでジェームズは目玉選手と目されていた。18歳にして驚異的な運動神経と強さを持ち、試合中に相手をあっと言わせるようなダンクを決めていたからだ。

ジェームズは優勝トロフィーを手にして会場を後にしたが、期待されたほどの華やかな活躍はできなかった。彼がコンテストを制したのは、その飛び抜けたジャンプ力のおかげであり、必ずしも自分のトライしたダンクに隠された創造性が理由ではなかった。

オハイオ州アクロン出身の地元の選手だったため、地元の観客からの援助があったことは間違いないとジェームズは後に認めている。

「ホームで人気があった僕に判定が有利に働いたんだ」と、ジェームズは2012年に語っている

オールスターウィークエンドのNBAスラムダンクコンテストでジェームズを見たいとファンは騒ぐかもしれないが、それが実現することはないだろう。将来の殿堂入り候補の彼は、自分の最高のダンクは試合中に披露することで満足しており、ダンクコンテストという冒険は後輩たちに任せているのだ。

原文:Why has LeBron James never been in an NBA Dunk Contest? Pressure to win among reasons for star's absence
翻訳:YOKO B