6月12日(日本時間13日)、バスケットボール殿堂入りを果たしているレジェンドのジェリー・ウェストが亡くなった。NBAが発表している。86歳だった。
現役時代の試合終盤での活躍から、「ミスター・クラッチ」の愛称で知られたウェストは、1980年に選手として殿堂入り。2010年には、1960年オリンピックのアメリカ代表メンバーとして殿堂入りした。また、ことしも貢献者として3回目の殿堂入りする。選手と貢献者の双方での殿堂入りは初めてだ。
NBAのレジェンドや現役選手、バスケットボール界のその他の面々が、ソーシャルメディアで追悼し、ウェストのキャリアや貢献、個人的な友情をしのんでいる。
レブロン・ジェームズ
「親愛なる友、あなたとの会話が本当に恋しくなります! 素晴らしいご家族のことを思い、祈っています。ジェリー、永遠に愛しています! 天国で安らかに!」
マイケル・ジョーダン
「ジェリーが亡くなったとの知らせに、深く悲しんでいます。彼は本当に友人であり、メンターでした。自分にとって兄のようでした。彼との友情や彼の知識を大切にしてきました。競技者として彼と対戦してみたかったとずっと思っていましたが、彼を知るにつれて、チームメイトになりたかったと思うようになりました。彼のバスケットボールの洞察力は素晴らしく、ゲームへのアプローチに関して私と彼は似たところがありました。永遠に恋しく思うでしょう。妻のカレン、そしてご子息たちにお悔やみ申し上げます。安らかに」
オスカー・ロバートソン
「今の気持ちを言葉にすることができません。偉大な友でした。偉大な競技者でした。バスケットボールにとって偉大な人でした。44番のことをずっと愛しています」
ジュリアス・アービング
「私にとって歴代のファーストチームのシューティングガードが安らかに眠れますように。彼はコート上での偉大さ、フロントオフィスでの卓越性を定義し、自分の道を行きました。ジェリーは唯一無二であり、永遠にロゴであることにふさわしいでしょう。ご家族にお悔やみ申し上げます」
マジック・ジョンソン
「選手、NBAエグゼクティブとしてのバスケットボール界での功績を超え、ジェリー・ウェストは偉大な人であり、リーダーで、家族と友人を愛した人物です。他球団でも働きましたが、彼は生涯レイカーズのファンでした。レイカーネイション、我々がNBAで17回優勝している唯一の理由が、ジェリー・ウェストの存在、選手のドラフト指名やトレード、適切なコーチを任命する彼の専門知識なのです。今日は世界中のバスケットボールファンとスポーツファンにとって悲しい日となりました」(抄訳)
ロサンゼルス・レイカーズ
メンフィス・グリズリーズ
ロサンゼルス・クリッパーズ
ゴールデンステイト・ウォリアーズ
ウェストバージニア大学
アダム・シルバーNBAコミッショナー
原文:NBA, basketball family pay tribute to Jerry West(抄訳)
翻訳:坂東実藍