レブロン・ジェームズはウェスタン・カンファレンス・ファイナルで全般的に見事なプレイを見せたものの、デンバー・ナゲッツがロサンゼルス・レイカーズをスウィープした際、彼は万全の状態ではなかったと伝えられている。
ジェームズはシリーズ第4戦の後、シーズン序盤に負った腱の断裂が、レイカーズのポストシーズンの17試合のすべてにおいて彼のプレイに影響を与えていることを認めた。それにはナゲッツにスウィープされたカンファレンス・ファイナルも含まれており、そのシリーズでは1試合平均27.8得点、9.5リバウンド、10アシストを記録している。
レブロンは5月22日(日本時間23日)、オフシーズンにMRIを受けてケガの状態を確認するつもりだと語った。しかし、25日(同26日)に放送された『The Pat McAfee Show』に出演した『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者は、ジェームズの足の状態が指摘されていたよりも悪いと報じている。
シャラニア記者によると、ジェームズは足の腱を断裂した状態でシーズンの最後の2か月をプレイしていたという。
ジェームズのケガはそれ自体が問題だが、38歳のジェームズが引退の可能性を示唆したことを考えると、さらに重要だ。彼は、カンファレンス・ファイナル第2戦でも足首を痛めながらプレイしていた。 彼が足の負傷を手術して治すかどうかは不明だが、回復に向けた次のステップは、レイカーズファンとNBA全体にとって大きな関心事となるだろう。
そこで今回は、レブロンのケガに関する情報をまとめる。
レブロン・ジェームズの足のケガとは?
レイカーズはジェームスのケガについて特定せず、「右足の腱の負傷」とだけ伝えていたが、彼は3月26日(同27日)に足の腱を断裂したことを明言している。しかし、ケガの程度については語らなかった。
とはいえ、ジェームズは手術を受けるという、事実上シーズンの残りを棒に振る選択はしなかった。その代わりに、「足に関するレブロン・ジェームズ」のところへ行ってケガについて相談し、シーズン最終17試合の出場に間に合うように復帰している。
5月22日(同23日)に『ESPN』の取材に応じたジェームズは、プレイオフの間ずっとケガの痛みを抱えていただけでなく、それが自分のプレイに影響したとも語っている。
「MRIを撮って、腱が治ったかどうかをチェックして、その先はそれから考えようと思っている」
「最後までやり通せることはわかっていた」と、ジェームスは話した。
「明らかに、痛みに対処したり、ケガをする前の自分ではいられないことに向き合わなければいけないことはわかっていたが、最後までやり通せないと感じるようなことは一切なかった」
レブロン・ジェームズが負傷したのはいつ?
ジェームズは、2月26日(同27日)に行われた対ダラス・マーベリックス戦(111-108でレイカーズが勝利)で負傷。「弾ける音がした」と言いながらも離脱を拒否し、26得点、8リバウンド、3アシストで試合を終了した。
試合終了後、足を引きずりながらトンネルを抜ける姿が目撃されたが、ジェームズは退場は考えなかったという。
レブロン・ジェームズのケガのこれまでの流れ
2月26日(同27日):マーベリックス戦で右足の腱を断裂。プレイは続けた。
2月27日(同28日):足のケガで無期限離脱となる。
3月26日(同27日):足のケガから1か月後、プレイオフ進出に向けた追い上げに貢献するために復帰
5月22日(同23日):西地区決勝でレイカーズはナゲッツに敗れてシーズン終了。ジェームズは引退の可能性について「考えなければならない」と話す。
5月23日(同24日):断裂した腱がNBAプレイオフでのプレイに影響を与えたと語る。
5月25日(同26日):ポストシーズン中、ジェームズは腱の断裂を抱えたままプレイしていたと、シャラニア記者が報道。
原文:LeBron James injury update: Lakers star played with torn tendon in foot through NBA playoffs(抄訳)