ニックスがトム・シボドーHCのスタッフ発表、マイク・ウッドソン、吉本泰輔らが入閣

2020-09-05
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ニューヨーク・ニックスが9月4日(日本時間5日)、トム・シボドー新ヘッドコーチのスタッフを発表した。ジョニー・ブライアントがアソシエイト・ヘッドコーチ、マイク・ウッドソンとアンディー・グリアーがアシスタントコーチに任命されている。また、吉本泰輔がヘッドコーチ補佐に就任した。ニックスはすでにケニー・ペインのアシスタントコーチ就任を発表していた。契約内容の詳細は公表されていない。以下、公式リリース抄訳。

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シボドーHCは「彼らの就任で、我々は豊富なバスケットボール経験と知識を加えることができました。選手や球団の大きな役に立つでしょう。コーチ全員が大学、NBA、国際的に高いレベルの成功を収めてきました」と話しました。

「我々はハードワークする包括的なコーチングスタッフを構築しており、責任、発展、指導、勝利の文化と、我々が望むすべてを体現していきます」。

35歳のブライアントは、2012年からユタ・ジャズで選手育成アシスタントを2シーズン、アシスタントコーチを6シーズン務めました。それ以前にブライアント・スポーツ・アカデミーを3年にわたって運営し、ポール・ミルサップやCJ・マイルズといったNBA選手たちのスキルアップを手助けしています。現役時代はユタ大学で歴代20位の得点数、最多の3ポイントショット成功率(44.0%)を記録ました。大学キャリア以降は、ドイツでプロとしてプレイしています。

62歳のウッドソンはニックスで2011-12シーズンのアシスタントコーチ、2012年から14年まで3シーズンにわたってヘッドコーチを務めました。ヘッドコーチ時代の勝率(58.0%)は球団3位、勝利数(109勝79敗)は7位の数字です。2012-13シーズンに54勝28敗という成績を残し、1993-94シーズン以来となるアトランティック・ディビジョン制覇に導きました。54勝は1996-97シーズン以来の数字で、このシーズンのニックスは2000年以来となるイースタン・カンファレンス・セミファイナル進出を果たしています。

直近のウッドソンは、2014年から18年までロサンゼルス・クリッパーズのアシスタントコーチを務めました。ニックスで指導する前は、2004年から10年まで6シーズンにわたってアトランタ・ホークスのヘッドコーチを務め、206勝286敗(勝率41.9%)という成績を残しています。2007-08シーズンに9年ぶりとなるプレイオフ進出を果たし、この年を含めて3シーズン連続でプレイオフに出場しました。ホークスの前は2003-04シーズンにデトロイト・ピストンズでアシスタントコーチを務めて優勝に貢献。そのほか、ミルウォーキー・バックス(1996年から99年)、クリーブランド・キャバリアーズ(1999年から2001年)、フィラデルフィア・76ers(2001年から03年)でアシスタントコーチを務めています。現役時代は1980年のドラフトでニックスに全体16位指名され、NBAで11シーズンにわたってプレイしました。

58歳のグリアーは、2001年から03年まで2シーズン、アシスタントコーチとスカウトを務めたニックスへの復帰となります。直近では2020年2月のアメリカップ予選でUSAバスケットボールのアシスタントコーチを務めました。USAバスケットボールには、2019年のワールドカップでグレッグ・ポポビッチHCのスカウトとして参加していました。2016年から18年までの3シーズンはミネソタ・ティンバーウルブズ、2016-16シーズンはトロント・ラプターズ、2010年から15年までの5シーズンはシカゴ・ブルズで、それぞれアシスタントコーチを務めています。ウルブズやブルズではシボドーHCと仕事しました。ウルブズでは2018年、2003-04シーズン以来となる47勝と14年ぶりのプレイオフ進出に貢献しています。ブルズでは2010-11シーズンと2011-12シーズンの2年連続でリーグ最高成績を残しました。2010-11シーズンのイースタン・カンファレンス・ファイナル進出を含め、5シーズン連続でポストシーズン進出に導いています。

ジョージア大学でストラテジー&ビデオディレクターを務めていた吉本は、その以前にウルブズでシボドーHCの下、3シーズンにわたってバスケットボール運営部代表付きスペシャルアシスタントを務めました。ブルズ、デンバー・ナゲッツ、ニュージャージー・ネッツのビデオ部門で働いてから、2016年にウルブズに加わっていました。

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