ペイサーズのネイト・ビョークレンHCが退任

2021-06-10
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6月9日(日本時間10日)、インディアナ・ペイサーズはネイト・ビョークレン・ヘッドコーチが退任することを発表した。

ペイサーズのバスケットボール運営部門代表であるケビン・プリチャードは「2020-21シーズンは我々が期待していた結果とはならず、組織としてもファンとしてもペイサーズに期待している基準を下回るものとなりました」と話している。

「これは私の決断です。とても難しい決断でしたが、深く考え抜いたものです」。

45歳のビョークレンはトロント・ラプターズでニック・ナースHCのトップアシスタントを2シーズン務めたのち、2020-21シーズンからペイサーズのヘッドコーチに就任していた。

しかしペイサーズは今季34勝38敗という成績に終わり、プレイイン・トーナメント(プレイオフ進出決定戦)ではワシントン・ウィザーズに115-142という大敗を喫して、プレイオフ出場を逃した。

ペイサーズにとってはケガに苦しむシーズンでもあった。2019-20シーズンにチームのトップスコアラーだったTJ・ウォーレンはわずか4試合に出場したのちに、シーズン全休となる足のケガを負った。さらに、マイルズ・ターナーも4月18日(同19日)にシーズン全休となる足のケガを負い、シーズン途中にトレードしたビクター・オラディポの代わりに加入したキャリス・ルバートは、腎臓に腫瘍が見つかって24試合の欠場を強いられた。

プリチャード代表は「(ビョークレンHCを雇用した際は)少しリスクを冒そうとしていた。ハイリスク、ハイリターンを求め過ぎたのかもしれない」と語っている。

「今年はもう少し違った方針で次期コーチを探すことになるかもしれない。少し考えていることはあるが、まだそれは明かせない」。


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