4月25日(日本時間26日)にフロリダ州オーランドのキア・センターで行われたイースタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンド第3戦、クリーブランド・キャバリアーズ対オーランド・マジックの一戦は、マジックが121-83で大勝し、シリーズを1勝2敗とした。
第2戦まで一度もリードを奪うことがなかったマジックは、ティップオフから最初のフィールドゴール11本中10本を失敗。だが、第1クォーター残り5分27秒にパオロ・バンケロの3ポイントショットで今シリーズ初のリードを手にすると、連続13得点でこのクォーターを締めくくる。
前半終盤にも連続10得点をあげ、21点をリードしてハーフタイムに突入したマジックは、第3Qにバンケロとジェイレン・サグスの活躍でさらに点差を広げる。第3Q残り3分16秒には92-58と34点をリード。この時までにキャバリアーズはドノバン・ミッチェル、ジャレット・アレン、エバン・モーブリー、マックス・ストゥルースが全員ベンチに下がった。
最大43点差をつけたマジックは、1995年のボストン・セルティックス戦の47点差、2010年のアトランタ・ホークス戦の43点差に続き、プレイオフ球団史上3位の大差で圧勝。2020年以来となるプレイオフでの白星をあげた。ホームでは2011年4月26日(同27日)以来だ。
マジック(1勝2敗)はバンケロが31得点、14リバウンド、5アシスト、サグスが24得点、フランツ・バグナーが16得点、5リバウンド、8アシスト、マーケル・フルツが11得点、コール・アンソニーが10得点を記録した。
バンケロは「誰もパーティーをしていない」と述べている。
「次も同じことをしなければいけないと分かっている。もちろん、今夜の勝利を誇りに思う。このグループにとって初のプレイオフでの勝利は大きい。でも、僕らはシリーズ全体で勝ちたいと望んでいる」
一方、FG成功率39%、3P成功率23.5%に抑えられたキャバリアーズは、2008年4月24日(同25日)のワシントン・ウィザーズ戦で許した36点差を上回り、プレイオフ球団ワースト記録の大差で敗れたかたちだ。
キャバリアーズ(2勝1敗)はアレンが15得点、8リバウンド、キャリス・ルバートが15得点、ミッチェルが13得点、5リバウンド、7アシスト、モーブリーが10得点をマークしている。
ミッチェルは「彼らが意気込んでくるのは分かっていたけど、それでも得点をあげる方法を見つけなければいけない。僕を筆頭にね」と話した。
「20点差以上で勝っても、2勝になるわけじゃない。その観点からは、続けなければいけない」
「結局、20点差で負けようが、40点差で負けようが、たいしたことじゃない。1勝でしかないんだ」
第4戦は4月27日(同28日)、キア・センターで行われる。
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