4月16日(日本時間17日)、テネシー州メンフィスのフェデックス・フォーラムで行われたウェスタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンド、ミネソタ・ティンバーウルブズ対メンフィス・グリズリーズの第1戦は、130-117でウルブズが勝利した。
プレイイン・トーナメントでロサンゼルス・クリッパーズを下し、第7シードで2004年以来となるポストシーズンに勝ち進んだウルブズは、試合開始から9-2のランで第1クォーターに一時13点をリード。このクォーターで41得点をあげる。
3点リードで前半を終えたウルブズは、第3Qでリードを保ち、5点差をつけて迎えた第4Qでも逃げ切り。プレイオフデビューのアンソニー・エドワーズが36得点、6アシストを記録してけん引し、敵地での初戦を制した。
ウルブズ(1勝)はエドワーズのほか、カール・アンソニー・タウンズが29得点、13リバウンド、マリーク・ビーズリーが23得点、ジェイデン・マクダニエルズが15得点、7リバウンド、パトリック・ベバリーが10得点、6リバウンド、6アシスト、ディアンジェロ・ラッセルが10得点、9アシストをマークしている。
一方のグリズリーズ(1敗)は、ジャ・モラントが32得点、8アシスト、ディロン・ブルックスが24得点、デズモンド・ベインが17得点、ブランドン・クラークが13得点、12リバウンド、ジャレン・ジャクソンJr.が12得点を記録した。
2020年ドラフト全体1位指名のエドワーズと、2019年ドラフト全体2位指名のモラントは、それぞれ36得点と32得点。22歳以下の両軍の2選手がプレイオフでともに30得点超をあげたのは、NBAの歴史で初となる。
また、エドワーズはマジック・ジョンソン、デリック・ローズ、タイラー・ヒーローに続き、史上4人目の21歳未満でのプレイオフ35得点超を達成した。
タウンズは「あのレベルで彼がプレイしている時は、ほとんど止めることができない」と、エドワーズを称賛している。
「実際、彼は止めることが不可能だったね」。
また、タウンズは「僕たちは勝つために必要な少しのことをたくさんやった」と、チームの出来に賛辞を寄せた。
「僕らは自分たちのパフォーマンスをとても誇らしく思うべきだ」。
一方、レギュラーシーズンで球団新記録となる56勝をあげ、史上最高位の第2シードでポストシーズンに臨んだグリズリーズだが、1週間の間隔を経て迎えた初戦は、リードを奪ったのが第2Q途中までの2回にとどまった。
テイラー・ジェンキンズ・ヘッドコーチは「準備を整えるために最善を尽くしてきたが、前回の試合からしばらく経っていた」と述べている。
「だが、準備を整えていなければいけない。第1Qは試合に入っていけず、その代償を払った」。
第2戦は18日(同19日)にフェデックス・フォーラムで行われる。