複数の報道によると、ミルウォーキー・バックスとポートランド・トレイルブレイザーズ、フェニックス・サンズの三角トレードで、デイミアン・リラードがバックスに加入するようだ。ドリュー・ホリデーやディアンドレ・エイトンも移籍するという。
トレード内容は以下と見られる。
バックス獲得
- デイミアン・リラード
ブレイザーズ獲得
- ドリュー・ホリデー
- ディアンドレ・エイトン
- トゥマニ・カマラ
- 2029年ドラフト1巡目指名権(バックスから)
- 2028年と2030年のバックスのドラフト指名交換権(保護条件なし)
サンズ獲得
- ユスフ・ヌルキッチ
- グレイソン・アレン
- ナシール・リトル
- キーオン・ジョンソン
バックスはリラードをMVP受賞2回のヤニス・アデトクンボと組ませ、2021年以来となる優勝を目指すべく強化したかたちだ。一方、ブレイザーズはドラフト全体2位で指名したスクート・ヘンダーソン、そして元ドラフト全体1位指名のエイトンで新たな時代を始めることになる。
また、タイトルを目指す中で、サンズはエイトンを手放し、ヌルキッチを獲得。アレンは3ポイントシューター、フロアを広げる選手として貴重な存在だ。リトルとジョンソンは層の厚みをもたらす。
アデトクンボはこの夏、『The New York Times』で、バックスにとどまるための長期契約を結ぶか決断する前に、球団がどれだけ再び優勝を目指す姿勢か見たいと話していた。
バックスとアデトクンボの現行契約は2024-2025シーズンまでで、2025-2026シーズンのプレイヤーオプションがついている。
一方、リラードは2026-2027シーズンのオプションを行使すれば、これからの4年で最大2億1600万ドル(約324億円/1ドル=150円換算)を手にする。
オールNBAチーム選出7回でNBA創設75周年記念チームにも選ばれたリラードは昨季、ブレイザーズで平均32.2得点を記録。ここ8シーズンは毎年平均24得点超をあげており、通算平均25.2得点は現役選手(出場375試合超)で4位の数字だ。
昨季のリラードは殿堂入りしているクライド・ドレクスラーを上回り、ブレイザーズの通算得点記録を更新。また、ヒューストン・ロケッツ戦で71得点をあげ、歴代7人目となる70得点超を達成した。通算では17試合で50得点超を記録している。
原文:Reports: Blazers trade Damian Lillard to Bucks in blockbuster swap(抄訳)