7月18日(日本時間19日)、ロサンゼルス・クリッパーズとユタ・ジャズがトレードを発表した。
クリッパーズは同日、クリス・ダンと引き換えにサイン&トレードでラッセル・ウェストブルックを手放すことでジャズと合意したと報じられていた。ジャズがウェストブルックの契約をバイアウトし、選手はその後デンバー・ナゲッツと契約すると伝えられている。
ジャズ獲得:
- ラッセル・ウェストブルック
- バルシャ・コプラビツァ(NBAドラフト2021全体57位指名)の交渉権
- 2030年のドラフト2巡目指名権交換権
- 金銭
クリッパーズ獲得:
- クリス・ダン
関連記事:NBAオフシーズン2024 契約・トレード・リポート一覧|NBA移籍情報
クリッパーズのバスケットボール運営部代表を務めるローレンス・フランクは、「ラスは歴代最高級の選手であり、彼がここにいたことは幸いでした」と話している。
「グループのエナジーとインテンシティーを高めてくれました。彼が素晴らしいキャリアを続けていくことを楽しみにしています」
35歳のウェストブルックは、クリッパーズでの2シーズンで89試合に出場し、平均12.2得点、5.2アシスト、5.0リバウンドを記録した。NBAで16年のベテランは、オクラホマシティ・サンダー、ヒューストン・ロケッツ、ワシントン・ウィザーズ、ロサンゼルス・レイカーズ、クリッパーズで1162試合に出場。平均21.7得点、8.1アシスト、7.1リバウンド、1.6スティールをマークしている。
ウェストブルックは2016-2017シーズンにMVPを受賞。オールNBA選出9回(うち2回はファーストチーム選出)、オールスター選出9回、オールスターMVP受賞2回(2015年、16年)。NBAで得点王に2回輝いている。アメリカ代表として2012年のオリンピックで金メダルを獲得。NBA創設75周年記念チームにも選ばれている。
NBAドラフト2008でシアトル・スーパーソニックスに全体4位で指名されたウェストブルックは、NBA史上最多のトリプルダブル達成(199)を記録。通算9468アシストは歴代9位の数字だ。
一方、ダンはジャズでの2シーズンで88試合に出場(先発35試合)。平均20.6分間のプレイで7.4得点、4.3アシスト、3.3リバウンドを記録した。