ロサンゼルス・レイカーズの八村塁が、4月10日(現地9日)に本拠地であるクリプトドットコム・アリーナで行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ戦後にメディアの取材に応じた。
この試合で先発出場した八村は30分52秒間のプレイで20得点、11リバウンド、2アシスト、1スティール、2ブロックをマーク。試合はレイカーズが120-134で敗戦している。
以下、八村の試合後の一問一答(英語と日本語での質疑応答。英語は翻訳、質問は要約)。
このチームが勝つために必要なことは何でもやるつもり
──試合について。
八村塁:僕らにとって難しい試合でした。試合前は今夜、誰がプレイするのか、しないのかがわからなかったですし、今夜は試合開始からエナジーがなかったと思います。チームとして、2試合前のような試合ができなかったです。チームは成長し、一体となってプレイできていたのですけれど、今日はそこまでうまくできませんでした。
──アンソニー・デイビスの欠場でどんなことをやろうとしていたか。それでも足りなかったものは何か。
八村:リバウンドはやろうとしていました。ゴールデンステイトは小さなチームですけれど、リバウンドの上手いチームなので、そこにフォーカスをおいて、リバウンド面では結構上手くできたんじゃないかと思います。
でもリムを守るという面では、AD(デイビス)がいる時は、いつでも後ろにいてすべてを守ってくれるので(そこが足りなかったです)。特に、このチームと対戦するときは何かを止めなくてはいけないのですが、3ポイントのチームなので、それをディナイしたときにリムがワイドオープンになってしまい、誰も後ろで守っていなかった。それが痛かったです。
──ウォリアーズに26本の3ポイントショットを決められたことについて。
八村:彼らは、とても良い試合をしたと思います。僕らのゲームプランとして、今日3ポイントを決められた選手たち(ドレイモンド・グリーン他)に関してはシュートを打たせるというゲームプランだったんです。それを決められてしまったので、何もできませんでした。
──レギュラーシーズン最後2試合に向けて。
八村:攻守でアグレッシブにすることが必要だと思います。オフェンス面でも、キャッチ&シュートやドライブなど(でアグレッシブに攻める)、ディフェンスでは僕は1番から5番までを守る必要があります。
相手が誰でも、目の前の選手を守る準備をする必要があります。リバウンドにもフォーカスするようにしているので、それも必要です。このチームが勝つために必要なことは何でもやるつもりです。次の2試合は僕らにとってとても大事な試合なので、そこにフォーカスしていきます。
(以下、日本語)
しっかりリカバリーして、最後の2試合をやっていきたい
──ショットを何本もブロックされていたが…。
八村:彼らも、僕がアグレッシブに来るとわかっていたので、その中で僕を守ろうとしてきたんじゃないかなと思う。スカウティングのところでもちゃんとやっていたんじゃないかなと思うので。そこで、僕がもっとダンクすれば良かったなというのを感じたんですけれど、そこで緩んでしまったところがありました。
──2年連続でシーズン終盤に厳しい展開だが、昨シーズン、その中でカンファレンスファイナルまで勝ち上がったことは自信になっているか。
八村:去年も追い上げの中でやってきたのでそのリズムで…。この2試合ぐらい、ADやレブロン(・ジェームズ)が試合に出たり出なかったりということで、僕らのリズムがちょっと崩れた。次の試合までまだ2日あるので、しっかりリカバリーして、最後の2試合をやっていきたいと思います。
取材・一問一答構成:宮地陽子
レイカーズは次戦、4月13日 午前9時(現地12日)、テネシー州メンフィスのフェデックス・フォーラムで渡邊雄太が所属するメンフィス・グリズリーズと対戦する。