サンアントニオ・スパーズのドラフト全体1位指名新人ビクター・ウェンバンヤマが、10月27日(日本時間28日)にテキサス州サンアントニオのフロスト・バンク・センターで行われたヒューストン・ロケッツ戦で、ハイライトシーンとなる見事なプレイを随所に見せ、ホームの観客を沸かせた。
25日(同26日)のダラス・マーベリックスとのNBAデビュー戦ではファウルトラブルに苦しんだウェンバンヤマだが、この日はコートに立ち続け、オーバータイムの末に126-122で勝利した一戦で大きなインパクトを残した。
ウェンバンヤマは21得点、12リバウンド、1アシスト、2スティール、3ブロックを記録。攻守両面で様々な素晴らしいプレイを披露している。
ウェンバンヤマがアリウープパスでソーハンから“スティール”
第1クォーター序盤、ウェンバンヤマはトランジションから敵陣に攻め込み、手を上げてケルドン・ジョンソンにリムへのパスが欲しいと伝えた。だが、ジョンソンのパスが少し遅れ、ジェレミー・ソーハンがジャンプして空中でつかむ。
ところが、そこに突如としてウェンバンヤマの腕が現れたのだ。
ウェンバンヤマがアリウープでリバースのスラムダンク
ここでは、混乱はなかった。トレイ・ジョーンズからのパスはタイミングも狙いもぴったりで、ウェンバンヤマは流れるような一連の動きでボールをキャッチし、ダンクを叩きこんだ。
ウェンバンヤマがベースラインでスピンムーブから豪快にフィニッシュ
その2分後、ウェンバンヤマはジャバリ・スミスJr.を相手にポストアップすると、スピンムーブでかわす。どれだけ大きなエリアを動いていることか。
ウェンバンヤマがスミスJr.を立て続けにブロック
第4Q終盤、リベンジを狙ったスミスJr.に立ちはだかったのもウェンバンヤマだ。
ウェンバンヤマがオーバータイムに持ち込むクラッチショット
最も印象的な得点ではなかったが、最も重要な得点だった。
ウェンバンヤマはここでもスミスJr.を上回り、ベースラインからフローターを沈め、スパーズを生き延びさせている。
ウェンバンヤマのロケッツ戦のスタッツ
- 21得点(FG19本中7本成功、3P6本中0本成功、FT8本中7本成功)
- 12リバウンド
- 3ブロック
- 2スティール
- 1アシスト
- 4ターンオーバー
- 2ファウル
- 出場31分間