馬場雄大「1月の調子が良いときにマーベリックスのワークアウトに呼ばれて行った」|試合後一問一答(2月15日/現地14日)

2023-02-15
読了時間 約2分
(NBA Entertainment)

2月15日(現地14日)、NBA Gリーグのオンタリオ・クリッパーズ戦で先発出場したテキサス・レジェンズの馬場雄大が試合後に日本メディアの取材に応じた。

馬場はチームが101-107で敗れた試合で、9得点、6リバウンド、1アシスト、1スティールをマークしている。

▶豪華景品付き! 「スポーツ番付勝利予想」に挑戦しよう

以下、試合後のロッカールーム外で行われた質疑応答の抜粋(すべて日本語でのやり取り。質問は要約)。

チームとして打開策を見つけていかないといけないところに今立ってる

──今日の試合は、追い上げながら、一歩及ばずに敗れてしまいました。

馬場:ちょっと緩い試合してますね、ウチが。ずっとエンジンがかからないまま、最後ちょっとかかったんですけれど。コーチも色々とトライしながらだと思うんですけど、あまり上手くフィットしない感じもあって、多分ああいう内容になったのだと思います。

この試合だけじゃなくて、最近、何試合か乗りきれずに、勝っても気持ち良い勝ちじゃないみたいなときもあって。だから、ちょっとチームとしても、コーチとしても、やっぱり打開策を見つけていかないといけないところに今立ってるかなと思います。

──選手も入れ替わり、まだ上手くケミストリーが築かれていない?

馬場:コーチが5人に絞りきれてない感じがあるかなと思っています。それぞれ強みを持っているなかで、コーチもどの場面でどの選手を使うべきかというのを悩んでいるような気もして。それがあんまり上手くはまっていないのかなっていうのは思っているので、(ここが)踏ん張りどころ。早くチームとして、いい流れを見つけられたらなと思います。

──その中で、馬場選手自身はどうですか?

馬場:僕としても、ここに来て、何かシーズンの初めのようにプレイできてるかといったら、できていません。何か入りきれてない自分もいて、この(過密な)スケジュールのせいもあると思います。

Gリーグでここまで(シーズン後半戦まで)プレイしたことがないので、初めての経験ではあります。初めてぶつかる壁というか。自分の気持ちを上げるのが結構大変というか。

このタフなスケジュール、試合、試合、試合と続くなかで、疲労とも向き合いながらやっていかないといけないというところで、自分の勢い的にも今停滞している感じがします。でも、(オールスターの)ブレイクを挟んで、また試合がたくさんあるので、そこで取り返せたらなとも思います。

初めての経験なので、本当に、経験して打開策を見つけていくしかないと思うので。1つ1つ向き合ってやっていくしかないかなとは思います。

──一時期、故障などで少ない人数で戦っていたときに活躍していましたが、そこから疲労がたまってきているのでしょうか?

馬場:そうですね。疲労感もありますし、試合、試合の、同じことの繰り返しを日々やっていかないといけないっていうところで、その大変さはやっぱり改めて感じてはいます。

もちろんプロフェッショナルとして最高の準備を毎試合しないといけないとは思うんですけれど、つい入りきれないときがあるというのが、今のところ正直なところかなと思います。

Scroll to Continue with Content

1月の調子が良いときにマーベリックスのワークアウトに呼ばれて行った

──今、何が一番モチベーションになっていますか?

馬場:どうですかね。NBAをモチベーションにしていると、細かい話ですけれど、あの選手がコールアップされたとか、この選手が2ウェイ(契約選手)になったとか、そういうのを気にしちゃってだめだなって思う自分もいました。

なんか今は──今の今だけですよ──今のこの数試合だけは、本当に「乗り切る」っていう思いで。ここを乗り越えたら、多分また1個見える景色が変わってくると思いますし、このタフな時間をいかにどう乗り切るかっていうのはちょっと(考えています)。

1月の調子が良いときに(ダラス・)マーベリックスのワークアウトに呼ばれて行ったんですよ。僕、めちゃめちゃ(調子が)良かったんですよ。そういうのもあった後、こういう(不調の)試合が続いているので(苦笑)。

「そんなに簡単にコールアップはされないだろう」という思いでやっていたら、急にそういうのに呼ばれたりして、この1か月は色々と僕のなかで心の変動も大きくて。だから、もう一度ちょっとリセットじゃないですけど、今はGリーグの選手相手にどうするかなので。結果を残さないとって、ちょっと焦っている自分もいます。(シーズン)最初のほうはそんなことなかったんですけど。

──オールスターは少し休めそうですか?

馬場:そうですね。オールスターで1週間ぐらい休めます。でも、そこから怒涛(のスケジュール)ですね。3月(の試合スケジュールが)やばいです。正直、キャリアでこんなに負けたことないんです。

だから余計に疲労もたまる。コーチもとても気にしてくれているんですよ。負けすぎているがゆえの疲労感もあるのをわかっていて、何もないところで「ハグしよう」と言ってくるので(笑)。

本当に負けに慣れてないので。それも多分1つ、今の(不調の)大きな原因だなとは思います。

──怪我はしてないですよね?

馬場:大丈夫です。

──この過酷なスケジュールのなかで、怪我なくできているのは素晴らしいですね。

馬場:そうなんです。体調不良にもならないし、怪我もしないし。でも、ぶつかったりとか、耳とか、鼓膜が聞こえなくなったりはしているんですよ。でもやれないほどじゃない。やれるんだけど、ちょっと不調があるっていうことなんで、それだったら「ちょっと1試合ぐらい休ませて」って思ったりもするんですけれど、健康にやれる分には…。

去年があれ(コロナ感染でシーズン途中離脱)だったんで、健康でいられるだけ(ありがたい)。このシーズン、怪我なく最後まで行きたいですしね。それこそ、Gリーグもそうですし、ワールドカップもあるので、ずっと(自分にとっての)ショーケースみたいなものなので。なんか本当に長いスパンで、本当に1日1日を大切にしていきたいなとは思います。

取材・一問一答構成:宮地陽子


レジェンズは、2月16日(現地15日)にカイザー・パーマネンテ・アリーナでサンタクルーズ・ウォリアーズと対戦する。

▶スポーツ観るならDAZNで。スマホやTVでスポーツをいつでも楽しもう