【リポート】渡邊雄太がサンズの「ターゲットになり得る選手」に デュラントの再会は理にかなう?

2023-06-28
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(Getty Images)

このオフシーズンのフェニックス・サンズは忙しくなりそうだ。

ブラッドリー・ビールをトレードで獲得し、イシュ・ウェインライトのオプションを行使したサンズは、2023-2024シーズンの契約を結んでいる選手が6人という状態でフリーエージェントを迎える。ビール、ケビン・デュラント、デビン・ブッカー、ディアンドレ・エイトンの大型契約により、フロントオフィスは主に最小限の契約でロスターの残りを埋めていかなければいけない。

Substack』のマーク・スタイン記者によると、サンズは「最小限の契約でプレイし、優勝リングを目指す意欲を持つクオリティーのある選手」を探している。そして「ターゲットになり得る選手として浮上した」という、特に名前があがったFAの2選手が、渡邊雄太とマイク・ジェームズだ。

2022-23シーズンの渡邊はNBAで自身最高のシーズンだった。1試合平均5.6得点だが、3ポイントショットは成功率44.4%を記録。リーグで最も精度の高い長距離シューターのひとりだった。複数のポジションを守ることができるサイズとリーチがあり、恐れを知らないアクティブなディフェンダーでもある。

チームメイトとしての渡邊雄太とケビン・デュラント

渡邊はデュラントとした経験もある。デュラントがブルックリン・ネッツからサンズにトレードされるまで、2022-23シーズンの26試合で一緒にプレイした。デュラントから渡邊へは15アシスト。デュラントのパスから渡邊は3P12本中8本を成功させている。ネッツでデュラント以上に渡邊の得点をお膳立てした選手は、ベン・シモンズしかいない。

デュラントは渡邊のFAについて、「僕たちが確保しなければ、多くのチームが彼を欲しがるだろう」と評していた。

また、渡邊はシューターとしての成長を助けてくれたとデュラントを称賛している。

『HoopsHype』のマイケル・スコット記者に対し、渡邊は「何があっても自信をもってショットを打ち続けろと言い続けてくれる」と話した。

「彼のような人が自分にショットを打つように言ってくれるということは、自分にはもっとうまくショットが打てるということ。彼はとても自信を与えてくれた。ショットを決めるたびに、彼はいつも反応し、喜んでくれる。それが僕を後押しし続けてくれる。本当に彼のリーダーシップに感謝している」

マイク・ジェームズとは?

ジェームズはデュラントと親しい選手だ。NBAでは直近で2020-2021シーズンにプレイしている。

以降はフランスのLNB Pro AリーグのASモナコでプレイし、オールユーロリーグのセカンドチームに選ばれ、モナコの優勝に貢献した。

原文:Yuta Watanabe among 'potential targets' for Suns in free agency: Why Kevin Durant reunion makes sense(抄訳)