【インタビュー】クレイ・トンプソン「日本のファンに会えて最高だった」

2022-10-18
読了時間 約2分
(NBA.com)

ゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンは、自身の健康とプレイを楽観視している。

スティーブ・カー・ヘッドコーチは、10月18日(日本時間19日)に本拠地チェイス・センターで行われるロサンゼルス・レイカーズとのレギュラーシーズン開幕戦で、トンプソンについて「長い時間プレイする準備はできていない」と話した。

だが、カーHCも本人も、左ひざ(2019-20シーズン)と右アキレス腱(2020-21シーズン)の負傷で2シーズンを欠場したのちに復帰したトンプソンが、昨季ほどの制限を受けることはないと見ている。

2021-22シーズンの半ばに復帰したトンプソンは、フィールドゴール成功率42.9%、自己最低の3ポイントショット成功率38.5%で平均20.4得点という数字だった。新シーズンはどうなるだろうか。

復帰後初のフルシーズンとなる2022-23シーズンに向け、トンプソンが『NBA.com』のインタビューに応じてくれた。ドレイモンド・グリーンとジョーダン・プールの直近の騒動にも言及している。

本当に良い1年を過ごせると期待している

――フィジカルの調子は?

素晴らしい気分だよ。とても健康だ。シャープな状態だよ。興奮しているし、精神的にリフレッシュできている。これからのシーズンにワクワクしているよ。

――今季は何を期待する?

再びオールスターレベルでプレイし、できればオールスターに選ばれたい。序盤は出場時間の制限がある。だから、その20分間でできるだけ効果的でありたい。数週間で再びスターターの出場時間をプレイできると思っている。これまでのトレーニングや去年の経験で、素晴らしいプレイができると思っているよ。もうシーズン途中からの合流じゃないから、本当に良い1年を過ごせると期待している。

――カーHCはあなたが再び攻守両面で活躍し、トップクラスのウィングプレイヤーを守れるようになることを期待していました。ご自身はどう思う?

アンドリュー(ウィギンズ)に感謝している。彼のおかげで僕の仕事はより簡単になるんだ。彼はいつも相手のベストプレイヤーを守る任務を担う。僕にそれができるのは瞬間的にだ。でも、攻守両面で影響力を出したいと思っている。

最も大事なのは、楽しもうということだよ。(優勝)5回を達成する機会があるなんて、ルーキーのころは想像もしなかった。NBA選手であることを毎日楽しめるのがうれしい。もう21歳ではなく、今季で33歳になる。永遠にできることじゃないことは分かっているんだ。残りがどれだけでも、毎日を楽しむ。残念ながら、僕らは永遠に続けられるミュージシャンや俳優じゃない。できるうちに味わわなければいけないんだ。

――ドレイモンドのジョーダンとのケンカ、その後の対応をどう思っている?

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残念なことだった。暴力は決して解決にならない。特にチームメイトの間ではなおさらだ。でも、僕たちは乗り越えようとしている。関係修復のために必要なことを理解する必要があると、グループとして両選手と話したんだ。僕たちは勝利がすべてを癒してくれると知っている。(優勝リングが授与される)「リングナイト」が、厳しかったこの2週間の痛みを和らげる助けになってくれるとね。

僕は彼らのことが大好きだ。ドレイモンドは僕の兄弟だよ。一緒にあらゆることを経験してきた。JP(プール)は弟のようなものだ。僕が望むのは、彼らにとっての最善だ。JPが延長契約を結んでとてもうれしい。彼はそれを勝ち取ったんだ。ルーキーシーズンのころの彼が、今では球団の未来となったのは特別なことだよ。

ドレイモンドと僕が今季だけでなく、これからまだたくさんできることも知っている。僕たちみんな、お互いが大好きなんだ。彼らのどちらがいなくても、僕らは"Dubs"(ダブズ/ウォリアーズの愛称)じゃない。僕たちが望むところにたどり着くには、彼らが2人とも必要なんだ。

――これまでの主軸での戦いが今季で最後になるかもしれないことについては?

そう思いたくないけど、来年はドレイモンドにプレイヤーオプションがある。何があるかは決して分からない。どうなろうと、連覇のために自分たちにできることを考えなければいけない。連覇を目指すこと自体が大変な任務であり、素晴らしい機会だからね。ドレイモンド、ステフ(ステフィン・カリー)、アンドレ(イグダーラ)と一緒に5回(の優勝)を達成するチャンスがあるなんて、クレイジーな(最高の)ことだ。今季をすごく楽しみにしているよ。

――あなたや代理人はまだ延長契約についてフロントと話していない?(※トンプソンの契約は残り2年)

話していない。

――どうなると思っている?

毎日できる限りベストであろうと自分がやるべきことをやるだけだ。素晴らしい選手になりたい。自分にできることは分かっている。この夏だろうがその次の夏だろうが、またNBAの契約を結べると確信している。自分の力に完全な自信を抱いている。その間、延長契約のことは心配しない。とにかく自分の仕事をし、自分らしくあれば、実現すると分かっているからだ。

――プレシーズンの日本遠征中に相撲の力士と取組をしたのはどうだった?

まるで木の切り株みたいだったよ。動かせない物体みたいだった。彼らと会って、その鍛え方を見ることができたのは最高だった。彼らの鍛え方は何世紀にもわたるものだ。東京の文化はとても素晴らしかったよ。世界の別の場所を見て、ウォリアーズのユニフォームを着る日本のファンたちに会えたのは最高だった。現実離れしていたよ。それだけのブランドに成長したんだと実感した。

原文:Q&A: KLAY THOMPSON TALKS 2022-23 EXPECTATIONS, GREEN-POOLE DRAMA, TRAVEL(抄訳)

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