セルティックスがビル・ラッセルに敬意を表したシティ・エディション・ユニフォームを発表

2022-10-17
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(Celtics.com)

ボストン・セルティックスは10月17日(日本時間18日)、2022-23シーズンのシティ・エディション・ユニフォームを発表した。セルティックスは今シーズン、トリビュートゲーム、記念ユニフォーム、コート上での記念イベントなど様々な形で殿堂入りしているビル・ラッセルの人生とレガシィ(遺産)をたたえる予定だ。

2022-23シーズンのボストン・セルティックスのシティ・エディション・ユニフォームは、ラッセルにオマージュを捧げ、彼の比類なきキャリアを象徴するゴールドのモチーフを使用している。ラッセルが残したレガシィは、13年間で11回の優勝という無類の成績を残したセルティックスバスケットボールの「黄金時代」に及ぶ。

しかし、黒人初のヘッドコーチとして、また黒人初のスターティングファイブの1人としてコート上で壁を破っただけでなく、コート外でも壁を破ったことこそが、彼をまさに「ゴールドスタンダード」という、セルティックの一員であることの真の意味を常に思い出させる存在にしている。

リーグとチームが近年ラッセル本人とともに取り組んできたプロジェクトである今年のシティ・エディションのユニフォームは、彼が関わった11回のNBA優勝チームにちなみ、開幕戦から計11回着用される。

ユニフォームの特徴は以下の通り:

  • ジャージーの前面のセルティックスの文字は、ボストンの歴史的建造物である『Slade’s Bar & Grill』(スレイズバー&グリル)にインスパイアされた書体で描かれている。スレイズバー&グリルは1960年代にビル・ラッセルが所有していたことで有名だ。
  • ユニフォームの両脇には、ラッセルが獲得したセルティックスのNBA優勝回数を示す11個のゴールドダイヤモンドのアイコンがあしらわれている。このダイヤモンドは黒の縁取りの上に重ねられ、セルティックスの有名な寄木細工の床の模様を同系色で表現している。
  • ショーツのバックル部分には永久欠番となったラッセルの背番号「6」が、NBA史上最多の優勝回数を誇るラッセルに再びオマージュを捧げた11個のゴールドダイヤモンドで囲まれている。
  • 2022-23シーズンのセルティックスのシティエディション・ユニフォームの写真はこちらを参照。

セルティックスは10月18日(同19日)、長年のライバルであるフィラデルフィア・76ersとの対戦で、ビル・ラッセルを称える2つのトリビュートゲームのうちの最初のゲームを開催する。

試合前のセレモニーでは、グラミー賞にノミネートされたシンガーソングライターのアロエ・ブラックと、ボストンの詩人であるポーシャ・オレイウォラがラッセルに敬意を表してパフォーマンスを披露する。

チームはまた、ニューイングランド地域で指導の分野に多大な貢献をした人物に「ビル・ラッセル指導賞」を贈ることになっている。ハーフタイムには、ボストン児童合唱団(BCC)の演奏が予定されている。BCCは、60年にわたりボストンの恵まれない子どもたちや地域が直面する社会問題の解決に取り組んできた市民リーダーのヒュービー・ジョーンズによって設立された。

セルティックスはさらに、現メンバーの直筆サイン入りの2022-23シーズンのシティ・エディション・ジャージーを抽選でプレゼントし、その収益を『MENTOR』に寄付する予定。『MENTOR』はいつの日かすべての若者が質の高い指導者との関係を持てるようにするため、公平性を推進し、指導者の格差をなくすことを目的とする非営利団体で、ラッセルは『MENTOR』の創設理事会メンバーだった。

すでに発表されているように、チームはビル・ラッセルのペイントでの圧倒的なプレイに敬意を表して両レーンに数字の6を追加するなど、2022-23シーズンに向けてホームの寄木細工のコートを一新する。NBAのコートでそのエリアに数字が表示されるのは初となる。

セルティックスは、ビル・ラッセルの誕生日である2月12日(同13日)、メンフィス・グリズリーズ戦で第2回ビル・ラッセル・トリビュートナイトを開催する予定だ。

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