マジック・ジョンソンが今、NBAでプレーするとしたら誰と組む?

2018-08-16
読了時間 約3分

8月14日はマジック・ジョンソンの誕生日。59歳の誕生日、おめでとう!

マジックほどショータイムのゲームを楽しんだ選手はいない。そこで誕生日の男の子をいい気分にさせ、10億ドルの笑顔を浮かべてもらおうと、レーカーズのレジェンドでジョンソンと一緒にプレーしたら最高に楽しそうなメンバーを選んでみた。

ジョンソンは利己的なところのないスーパースターなので、レーカーズの現役、OBたちを選び、その全盛期にジョンソンと一緒にプレーさせてみようと思う。その方が、ジョンソンはレーカーズ史上最高の選手なのか(ネタバレ注意:ジョンソンはいまも、である)とか、歴代最高の選手の中でジョンソンはどのあたりに位置するのかとか、そういったよくある話よりは面白いだろう。

ルール? 各選手のある年代に限ることにする。必ずしも全盛期でなくて、ジョンソンと一緒にプレーして最高の時期、である。

さあ、始めよう!

マジック氏自身

まず手始めに、ジョンソンの全盛期はいつか考えてみよう。ファイナルでジャンプしていた、ポジションのないバスケットボールをしていた20歳代の若いころだろうか? 技術が増し、抜け目がなくなり、フックショットを浴びせていた80年代後半だろうか?

どの答えも間違えではない。

私としては1986-87年を推したい。ジョンソンが初めてのMVPに輝き、レーカーズが65勝したシーズンである。ジョンソン時代のレイカーズの最多勝だ。ショータイム最高潮のシーズンであり、1試合平均得点は115.6。Basketball-reference.comによるとNBA史上最多タイである。 

他の先発4人

レーカーズの歴史には偉大な選手がきら星のごとく並んでおり、そこから4人を選ぶことは不可能に近い。とりあえずポジションは度返しして、その選手の全盛期にジョンソンと一緒にプレーしていたら、どれだけ素晴らしかったかを考えてみる。何と言っても彼の誕生日なのである。

まずは、2018-19年のレブロン・ジェームズを挙げたい。

レーカーズ球団の幹部になって間もないジョンソンにとって、ジェームズ獲得は誇りとなるものだろう。ジェームズはジョンソンと完璧なパートナーだ。どの球団かに関わらず、現在のジェームズは恐らく精神力はピークを迎え、バスケットボールに関するIQの高さも相まって、ここに挙げるにはナンバーワンである。16年目を迎えるジェームズが全盛期のジョンソンとコンビだったら、チェスの天才ガルリ・カスパロフとボビー・フィッシャーでも太刀打ちできないプレーを繰り広げるだろう。

残りの先発は1996-97年のシャキール・オニール2002-03年のコービー・ブライアント1964-65年のジェリー・ウェストとしたい。

彼らにはもっといいシーズンがあったかもしれないが、この年を選んだ理由を述べよう。

シャックはオーランド・マジックの頃にできるだけ近い彼を望みたい。ペニー・ハーダウェーと走っていた、「ディーゼル」より「スーパーマン」だった彼である。2000年代はボールをキャッチすると肩を落とし、そしてダンクを決めて楽しませてくれた。ジョンソンは大きな選手にパスを出すだけでは満足せず、それ以上のことをしたがると思う。レーカーズ1年目の1996-97年は31試合も欠場したかもしれないが、私が選ぶこのチームのセンターは、このシーズンのオニールにしたいと思う。

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コービー・ブライアントとジェリー・ウェストを同時に選ぶことができないなどと、誰が言うのだろうか?

2002-03年、ブライアントの3点シュート成功率は38.3%で、自己最高だった。このときまだ24歳。無敵であったろう。ジョンソンの隣でスペースを作り、走り込み、ディフェンスを翻弄できる。

ウェストは1965年のプレーオフで1試合平均40.6得点を挙げた。これは今でも記録である(最低3試合以上)。もしNBAのロゴが走り出したら、ジョンソンがキャンディ・ショップにいる子供のように何度も何度も彼にパスを供給するところが想像できる。 

ベンチ

最後の7人は、選出可能な最高のレーカーたちではない。思い出してほしい。いま選んでいるのはジョンソンが一緒にプレーして楽しそうな選手であって、単にジョンソンのまわりに偉大な選手を配置するわけはない。ベンチ要員の中には3人の殿堂入り選手がいる。

われわれのシックスマンは1961-62年のエルジン・ベイラーである。当時では画期的なことにリングよりも高く跳び、現在のアスレチックなウィングの原型となった。このシーズン、総得点は23歳のウェストが最多だったが、1試合平均ではベイラーが38得点でトップだった。正直に判断すれば、先発メンバーのウェストかブライアントのところに入れてもいいのかもしれない。

MVP受賞6度で、実際にジョンソンとチームメートだったカリーム・アブドゥル=ジャバーは外すことはできまい。ジョンソンが1979-80年シーズンに入団してからはMVPには一度しか選出されていないが、オニールの控えとしてベンチに置くことにしたい。アブドゥル=ジャバーが先発じゃないかって? 恐らくそれは正しい。けれど、ジョンソンとアブドゥル=ジャバーが一緒にプレーするのを見たことがあるので、実現しなかった組み合わせに惹かれるのだ。よって、彼はベンチとする。

1987-88年のジェームズ・ウォージーにはいま一度、ショータイムに華を添えてほしい。ウォージーの最高の時は、ビッグ・ゲーム・ジェームズがMVPに輝いた1988年のファイナルである。とりわけ第7戦では36得点でトリプルダブルであった。

ジョンソンが現役に復帰した1995-96年にレーカーズのエースだったのがセドリック・セバロスであった。オールスター選手で、ダンクコンテストの優勝者。高く跳ぶセバロスは、全盛だった27歳のジョンソンと一緒にいたら、脇をきれいに片付けてくれただろう。

レブロンは「清掃作業員」に敬愛の気持ちを示している。

レーカーズに来たときのウィルト・チェンバレンはシーズンMVPからも得点王からも遠ざかっていた。チェンバレンには3番手のセンターを引き受けてもらおう。1971-72年に優勝したときのように、オニールやアブドゥル=ジャバーの控えとして数分間に自分自身を賭けてほしい。もし何もなければ、ハーフタイムの会話に入場料以上に価値が出る。

どんなチームにもスペシャリストが必要で、どんなポイントガードにもマイクロ波が必要だ。1994-95年のニック・ヴァン・エクセルを入れたい。このシーズン、彼は3点シュートを183本決めた。当時3点シュートの数自体は現在の半分ほどだったにも関わらず、驚くべきことにいまでもレーカーズのシーズン最多記録である。

さあ、最後のひとりを選ぼう。至る道はいくつもある。長い間チームメートだったバイロン・スコットやマイケル・クーパーか。タオルを振り回し、ファンに愛された後の監督ルーク・ウォルトンか。IQが高くワイン愛好家のパウ・ガソルか、それとも一時代を築いたジョージ・マイカンか。だがここは世代間のギャップを埋め、そして最高の選手たちから学んでもらうため、2018-19年のロンゾ・ボールに彼にとって一世一代の名誉を与えておこう。高いIQを持った素晴らしいパサーとしてジョンソンと同じフロアに立ってもらおう。そして上司であるジョンソンにとっていい誕生日プレゼントになってもらいたい。

マジック・ジョンソンが59歳の誕生日にタイムマシンに乗り込んで、レーカーズの選手を捕まえてこられるチャンスを得たとしたら、以上がそのときのためのアドバイスである。

原文:Who would Magic Johnson pick to play with from Lakers legends?
翻訳:Hirokazu Higuchi

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