【NFL】新たなG.O.A.T.誕生へ、史上2人目の2年連続スーパーボウル MVPを目指すマホームズの実績|チーフス vs 49ers

2024-02-05
読了時間 約3分
Getty Images

日本時間2024年2月12日(月)、第58回スーパーボウルがネバダ州ラスベガスで開催される。カンザスシティ・チーフスとサンフランシスコ・49ersの対戦で、チーフスのクォーターバック(QB)、パトリック・マホームズが2年連続3度目の栄誉に輝き、新たなG.O.A.T(Greatest Of All Time)の仲間入りを果たすのだろうか。

米ブックメーカー「FANDUEL SPORTSBOOK」によれば、第58回スーパーボウル受賞者を予想するオッズは、マホームズが「+135」でトップ、ついでサンフランシスコ・49ersのQBブロック・パーディが「+220」、49ersのRBクリスチャン・マキャフリーが「+450」、チーフスTEトラビス・ケルシー が「+1700」、49ersのWRディーボ・サミュエルが「+2500」と続いている(2/2時点)。

近年のNFLを席巻してきたマホームズの6年間

昨年2023年の第57回スーパーボウルでは、マホームズが自身2度目となるスーパーボウルMVPを手にした。マホームズはプレーオフ時期から引きずっていた足首の負傷を第2Q終盤に悪化させながらも、10点のビハインドをひっくり返す逆転勝利の立役者となった。

最終的には、パス27投中21回成功で182ヤード獲得、3タッチダウン。そのスタッツは決してMVP級といえるほどではなかった。だが、マホームズが「試合前からずっと言っていたよね、何があろうとフィールドに立ち続けるって」と試合後にコメントしていたように、ケガに屈することなく、チームを勝利に導いたそのガッツ溢れる姿を見せ続けた。

この2度目のスーパーボウルMVP獲得も加え、マホームズが6年のキャリアの間に成し遂げてきたことは以下の通り。もはや殿堂入りが確定的ともいえる実績を築き上げている。

  • 2度のスーパーボウル制覇
  • 2度のスーパーボウルMVP
  • 2度のNFLリーグ MVP
  • 5度のスーパーボウル、6度のAFC選手権出場
  • 5度のプロボウル選出、3度のオール・プロ選出
  • NFL年間最優秀攻撃選手賞(2018年)
  • 6年間毎年11勝以上を記録

スーパーボウルMVPの複数回受賞者は?

マホームズはスーパーボウルMVPを獲得した歴代32人目のQBであり、複数回受賞したQBとしては6人目になる。マホームズ以上の受賞回数を記録しているのはブレイディ(5回)、テリー・ブラッドショー(ピッツバーグ・スティーラーズ、3回)、ジョー・モンタナ(サンフランシスコ・49ers、3回)の3人だけ、2年連続でスーパーボウルMVPに輝いたことがあるのはブラッドショーただ1人だ(第13、14回)。

  • バート・スター(2回) 
  • テリー・ブラッドショー(3回)
  • ジョー・モンタナ(3回)
  • トム・ブレイディ(5回)
  • イーライ・マニング(2回) 
  • パトリック・マホームズ(2回) 

若干28歳のマホームズが今年のスーパーボウルで2年連続3度目となるスーパーボウルMVPを獲得し、NFL史に名を残すレジェンドたちと肩を並べる新たなG.O.A.T.となるのか、全米・全世界の注目が「ナンバー15」の一挙手一投足に注がれている。

※この記事はスポーティングニュース国際版の記事を翻訳し、日本向けに一部編集を加えたものとなります。翻訳・編集:石山修二