花巻東高出身のプロ野球選手一覧、2024年チームの注目選手・戦績は?|高校野球

2024-08-20
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(時事通信)

高校野球の名門として知られ、大谷翔平や菊池雄星らを輩出した花巻東高。同校出身のプロ野球選手、2024年度のチームの注目選手、戦績などについて紹介する。

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■花巻東高出身のドラフト指名選手一覧

※NPBのみ
※ドラフト制(1965年)以降

選手名 卒業年度 球団 プロ入り年・順位(経歴)
泉沢彰 1963 西鉄 1969年1位(※花巻商、盛岡鉄道局)
神農清治 1971 ロッテ 1971年14位
菊池雄星 2009 西武 2009年1位
大谷翔平 2012 日本ハム 2012年1位
岸里亮佑 2013 日本ハム 2013年7位
高橋樹也 2015 広島 2015年3位
千葉耕太 2016 楽天 2016年育成1位
西舘勇陽 2019 巨人 2023年1位
松本遼大 2020 日本ハム 2020年育成1位

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■2024年度花巻東高の注目選手

スケールの大きな選手を多く輩出することで知られる花巻東高。今年度のチームにも楽しみな選手が多い。ここでは葛西陸、小松龍一、古城大翔の3人をピックアップする。

小松龍一(こまつ・りゅういち)

最速147キロのストレートに、スライダー、カーブ、フォークなどを武器とする本格派右腕。花巻東高では2年春からベンチ入りし、公式戦に登板。同夏には岩手大会決勝で完封勝利を挙げて優勝に貢献した。

夏の甲子園でも4試合中3試合に登板(うち先発2)するなど主力として活躍し、ベスト8進出に大きく貢献した。2年秋からエースとなったが、3年春はエースナンバーを同期の葛西陸に譲る形となった。

葛西陸(かさい・りく)

小松同様、2年時から主力として公式戦に登板した左腕。背番号「16」で臨んだ2年夏の甲子園では、準々決勝までの4試合中、3試合に登板した。先発した3回戦の智弁学園高戦では、前日にフォームチェンジ。それまでのオーバースローからサイドスローへの転向を決断し、ぶっつけ本番で好投を披露した。

3年春には背番号「1」を背負い、岩手大会優勝に導くなど、チームの中心へと成長を遂げた。

古城大翔(ふるき・だいと)

この春、花巻東高に現れた大型スラッガー。父は日本ハム、巨人などで内野手として活躍し、現在は巨人の三軍コーチを務める古城茂幸氏。大翔はその父を上回る181cm91kgの恵まれた体格から、長打を量産する大型選手だ。

花巻東高でも1年春からベンチ入り。大谷翔平や菊池雄星、佐々木麟太郎らが背負った背番号「17」を纏い、4番でも出場した。既にスーパー1年生として話題を呼んでおり、今後の活躍に期待がかかる。


■花巻東高を指揮する佐々木洋監督

佐々木洋(ささき・ひろし)

1975年7月27日生まれ。黒沢尻北高、国士舘大で捕手としてプレー。横浜隼人高でコーチを務めた後、2001年に花巻東高の監督に就任した。甲子園には夏9回、春4回出場し、春に準優勝1回。

これまでに菊池雄星(ブルージェイズ)、大谷翔平(ドジャース)、西舘勇陽(巨人)らを育てた。

■2024年度花巻東高の公式戦成績(23年秋~)

2023年

秋季岩手大会:2回戦敗退

  • 地区予選:花巻南高(11-1)
  • 2回戦:盛岡大付高(6-7)

2024年

春季岩手大会:優勝

  • 地区予選2回戦:花巻農高(13-0)
  • 地区代表決定戦:花巻南高(9-2)
  • 地区予選決勝:専大北上高(18-6)
  • 2回戦:一関二高(6-0)
  • 準々決勝:盛岡誠桜高(8-0)
  • 準決勝:水沢商高(10-0)
  • 決勝:盛岡大付高(3-0)

春季東北大会:優勝

  • 準々決勝:秋田商(8-4)
  • 準決勝:青森山田(2-0)
  • 決勝:弘前学院聖愛(3-2)

選手権岩手大会:優勝

  • 2回戦:花巻農(5-0)
  • 3回戦:釜石商工(11-0)
  • 準々決勝:盛岡中央(6-1)
  • 準決勝:一関学院(6-2)
  • 決勝:盛岡大付(4-3)

夏の甲子園:2回戦

  • 2回戦:滋賀学園(0-5)