11月4日(土)、ルヴァンカップ決勝のアビスパ福岡vs浦和レッズの一戦が国立競技場で行われ、福岡が2-1で勝利し、初優勝を飾った。
1試合を通して、両チームの色が濃く表れた一戦となった。福岡は、序盤から持ち前の堅守を武器に試合を優位に進めていく。前半5分、MF紺野和也が右サイドからグランダーのクロスを送ると、このボールに反応したMF前寛之がダイレクトで合わせ、福岡が先制点を奪う。
福岡は、浦和にボールを保持される展開が続くも、シュートまでは持ち込ませない堅守を見せる。そして前半49分には、セットプレーの流れから紺野がグラウンダーのクロスを送り、このボールをDF宮大樹が合わせて追加点。前半を福岡の2点リードで折り返した。
後半に入ると、浦和はMF大久保智明、MF安居海渡を投入し、反撃を試みる。流れを変えたい浦和であったが、後半10分にDFマリウス・ホイブラーテンがDFドウグラス・グローリをペナルティエリア内で倒し、PKの判定となる。しかし、このPKを西川が防ぐと、ここから一気に浦和ペースとなる。
後半22分、DF酒井宏樹のロングボールに反応したMF明本考浩が左足を振り抜き、浦和が1点を返す。その後も、FWホセ・カンテのシュートなどチャンスはあったものの、福岡の堅守を前にゴールを奪うことはできなかった。
このまま福岡が2-1で逃げ切って勝利を収め、クラブ史上初のタイトルを獲得した。
スコア
チーム | 前半 | 後半 | 合計 |
福岡 | 2 | 0 | 2 |
浦和 | 0 | 1 | 1 |