レアル・マドリードは欧州CLで何回優勝している？ UEFAチャンピオンズリーグ決勝での過去の成績

欧州の舞台でレアル・マドリード（スペイン）が決勝に出れば、結果はやる前から決まっていると感じることが少なくない。

日本時間6月1日深夜（2日早朝）、マドリードはウェンブリー・スタジアムでのUEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）決勝でボルシア・ドルトムント（ドイツ）と対戦する。勝てば、マドリードは自分たちが持つ最多優勝記録を15回に更新する。欧州の舞台でマドリードと決勝で対戦するのは、多くの意味で究極の挑戦なのだ。これまでの多くのチーム同様に、ドルトムントの敗北を予想する声は大きい。

『スポーティングニュース』では、マドリードのこれまでの欧州CL決勝や優勝の歴史を振り返る。

レアル・マドリードのUEFAチャンピオンズリーグ優勝回数

レアル・マドリードは欧州CLで14回優勝している（1992年以前の旧チャンピオンズカップ時代含む）。

1956年から1960年にかけて5連覇を達成しており、ここ10シーズンでも5回トロフィーを掲げてきた。

レアル・マドリードのUEFAチャンピオンズリーグ決勝での戦績

ドルトムントとの対戦は、レアル・マドリードにとって通算18回目の決勝となる。これまでの17回の決勝で、マドリードが敗れたのは3回だけだ。

欧州CLで優勝通算14回は、2位ミラン（イタリア）の2倍の数字だ。スタッツで上回らなかったこともある。だが、精神力の強さや、勝負所や重要な局面におけるパフォーマンスで相手を上回ってきた。例えば、2014年のアトレティコ・マドリードとの決勝では、アディショナルタイムにセルヒオ・ラモスが同点弾をマーク。2022年のマンチェスター・シティとの準決勝では、アディショナルタイムにカリム・ベンゼマが決勝点をあげている。

もちろん、マドリードの成功は、カルロ・アンチェロッティやジネディーヌ・ジダンのような指揮官たちによるものでもある。彼らは時に厳格なシステムよりも個の輝きを信頼することを選んだ。そのアプローチが、どんなに不利でも信念を後押ししてきたのである。

ドルトムントが『白い巨人』と言われるマドリードを倒すことに賭けるのは、かなり勇気のいることだ。マドリードの決勝における成績を見れば、そう思わざるを得ないだろう。

UEFAチャンピオンズリーグのクラブ別歴代優勝回数

2022年にリバプール（イングランド）に勝利し、通算14回目の優勝を果たしたマドリードが、欧州CLの王様であることに議論の余地はない。

マドリードは旧チャンピオンズカップ時代から大会を支配してきた。最近では2016年から2018年にかけて3連覇を達成し、2022年に再び優勝している。

続くのはイタリアの名門ミラン。7回優勝している。だが、最後に大会を制したのは2007年だ。

3位には通算6回優勝のリバプールとバイエルン・ミュンヘン（ドイツ）が並んでいる。

原文：How many times have Real Madrid won the Champions League? All-time trophy wins, record in UEFA competition（抄訳）
翻訳：坂東実藍