Bリーグ第6節 栃木ブレックスvsレバンガ北海道 展望:第4節で対戦した両チームが早くも再戦

2018-10-28
読了時間 約2分

9日間で4度も顔を合わせる栃木ブレックス対レバンガ北海道。1勝1敗に終わった10月20日と21日の対戦によって、お互いのスタイルを体感していることからも、強みを少しでも多く発揮できるか否かが、勝敗を左右する要素になりそうだ。

試合日程

・10月28日 15時05分 北海きたえーる
・10月29日 19時05分 北海きたえーる

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栃木は24日の秋田ノーザンハピネッツ戦を3点差でモノにしたものの、田臥勇太を腰痛、遠藤祐亮を体調不良で欠場を強いられた。アーリーカップで田臥を欠いた中での試合を経験したことが活かされ、北海道と秋田に連勝したのは、チームの成長という点で大きなプラス材料と言っていいだろう。

ロシターはここまで平均27.9得点、11.5リバウンドというMVP級の活躍を継続中。しかし、秋田戦で14点をあげた竹内公輔、アルバルク東京戦の延長でビッグショットを連発した渡邉裕規のように、チームの勝利につながる仕事を遂行できる選手を擁しているのが栃木の強み。20日の対戦でロシターが37得点と大爆発したものの、孤軍奮闘という結果の再現は何としても避けなければならない。

秋田戦同様に田臥と遠藤が欠場となれば、渡邉と鵤で20得点、10アシスト以上、山崎稜と橋本晃佑の2人合わせて4本の3ポイントショット成功はほしいところ。他には、持ち味であるオフェンシブリバウンドが12本以上、セカンドチャンスから15得点以上を奪って北海道を上回ることは、勝敗を左右する要素としてあげられるだろう。80得点以上を奪えるペースに持ち込めれば、試合を優位に運べる可能性は高まる。

日替わりヒーローに期待したい北海道

一方の北海道は、デイビッド・ドブラスとマーク・トラソリーニの出場時間が長くなり、疲労蓄積によるパフォーマンスの低下という懸念に直面中。21日の試合でトラソリーニが第4クォーターで無得点に終わった一因は、シュートが短いといったことなど、疲労によるものだったという見方もできる。この2人の負荷を軽減するためには、日替わりヒーローのようなステップアップ選手の登場が、栃木に勝つために欠かせないと言える。

先週の2試合を簡単に振り返ってみると、ラスト2分の攻防とターンオーバーが勝敗を分けた要因になった。北海道は土壇場で逆転勝ちした1戦目、ここまでのシーズン平均の半数以下の7ターンオーバー、そこからの失点も6と限定させることに成功。ラスト2回のオフェンスは、トラソリーニのアリウープダンクと多嶋のドライブによるフィニッシュが完璧に近い形で遂行できた。

逆に栃木が競り勝った2戦目は、70-70の同点で迎えた残り2分29秒からと2分5秒からのオフェンスでターンオーバーを犯したことが、北海道にとっての致命傷になった。それは、ポストアップしたドブラスへのパスをロシターに立て続けにスティールされたプレー。その結果が、渡邉が決めたフリースロー2本とジャンプショットによる4得点、すなわち決勝点になってしまったのである。

ホームの北海道としては栃木の厳しいディフェンスに対し、簡単な失点につながるようなライブボールのターンオーバーを少なくすることが重要。20日に勝ったときと同様に、ターンオーバーを10本以内、そこからの失点も10以下にできれば勝つチャンスあり。ドブラスとトラソリーニで40得点、20リバウンド、多嶋と松島良豪のガード陣で20得点、13アシスト以上の数字を残せるかも、注目したスタッツとしてあげておきたい。


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