栃木ブレックス第2節(対 富山グラウジーズ)展望

2018-10-12
読了時間 約2分

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試合日程

・10月12日 19時05分 ブレックスアリーナ宇都宮
・10月13日 18時05分 ブレックスアリーナ宇都宮

試合概要

アウェイのライジングゼファーフクオカ戦で2連勝した栃木ブレックスは、富山グラウジーズを相手にホーム開幕戦を迎える。ドナルド・ベックを新ヘッドコーチとして迎えた今季、富山は開幕週で横浜ビー・コルセアーズ相手に2連勝という好スタート。ジョシュア・スミスと宇都直輝のワンツーパンチは、栃木が最も警戒しなければならない要素だ。

昨季京都ハンナリーズに在籍したスミスは、138kgという身体の重さを最大限に生かすフィジカルなプレーが得意。ゴールに近いエリアでポストアップされてしまうと、高確率で失点を覚悟しなければならない。3月3日と4日に京都と対戦した際、スミスは2試合合計で40点、40リバウンド、6アシストを記録し、栃木に2連勝する原動力になっている。栃木としては、ライアン・ロシター、ジェフ・ギブス、竹内公輔の3人でローテーションしながら、スミスにボールが渡りにくいディフェンス対応が必要となってくるだろう。

高い得点能力とアシストのうまさを兼備した宇都に対しては、遠藤祐亮がマッチアップすると予想する。しかし、遠藤は得点面での貢献がほしいだけに、負荷を軽減することを考えると、ポイントガードとして成長の兆しが見える鵤誠司、ディフェンス力があって身長のミスマッチを避けられる栗原貴宏が対応することも考えられる。

富山のオフェンス力に警戒

また、トランジションディフェンスをしっかり行ない、宇都に勢いがついた状態で左へドライブさせないことが重要。そして持ち味の一つである右側のポストアップに対しては、シュート力のある大塚裕土やレオ・ライオンズにオープンで打たせないというプランを立てた場合、ダブルチームをしない可能性が高いのではないだろうか。

富山は横浜との2戦で94点、101点とオフェンスが爆発。栃木としては持ち味であるボールのないところでの厳しいディフェンス、オフェンシブリバウンドからのセカンドチャンスを多く得ることで、富山がオフェンスする機会を減らせられるかが、勝敗を左右するカギになりそうだ。

オフェンス面ではオールラウンドな能力を持つロシターが軸となり、遠藤、渡邉裕規、山崎稜が3Pを決められるかカギ。福岡戦では確率こそ31.6%と低かったものの、1戦目で8本、2戦目で10本成功させているのが、平均6本だったここ2シーズンとの大きな違い。ディフェンスからの速攻をより多く、ハーフコートの場合はターンオーバーの少ない堅実なオフェンスを展開できれば、栃木のペースで試合は進むだろう。


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