成瀬・上原・中島ら実力者も退団へ。今オフの戦力外・自由契約まとめ【3点解説】

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★ポイント1：成瀬善久・佐藤達也ら実績のある選手も戦力外に

今オフに戦力外となった選手の中には、かつて抜きん出た成績を残した者もいる。そのひとりが東京ヤクルトスワローズの成瀬善久だ。千葉ロッテマリーンズ時代の2007年に16勝1敗、防御率1.81と圧倒的な結果を残し、最優秀防御率、最高勝率のタイトルを獲得した。2014年オフにFA権を行使し、大きな期待を背負ってヤクルトへと渡ったが、その後の4年間で結果を残すことができず、戦力外となってしまった。

1985年生まれの成瀬はまだ33歳。これまでの経験を生かし、新天地で輝く姿を見せてほしい。

また、オリックス・バファローズで中継ぎエースとして活躍した佐藤達也も戦力外通告を受けた。佐藤は引退を選択し、球団フロントの一員として第2の人生を歩む。

★ポイント2：2012年の盗塁王・聖澤諒も。楽天は大量17名が戦力外

今シーズン最下位に沈んだ東北楽天ゴールデンイーグルスは、変化の大きなオフを迎えそうだ。石井一久氏がゼネラルマネージャー（GM）に就任し、首脳陣・選手ともに大幅な入れ替えを行っている。

11月2日時点で戦力外となった選手は育成契約選手も含めてなんと17名にも及ぶ。その中には、ここまでチームを支え、2012年に盗塁に輝いた聖澤諒や、左の代打として活躍した枡田慎太郎の名前もあった。石井GMは育成を重視する方針を打ち出しており、中堅どころの選手を戦力外とし、ドラフトその他で戦力を整えていくようだ。

★ポイント3：上原浩治・中島宏之は自由契約

実績のある選手も自由契約となった。日米で輝かしい実績を誇る読売ジャイアンツの上原浩治は、今季古巣の巨人に復帰。中継ぎとして36試合に登板し、日米通算100勝・100セーブ・100ホールドも達成した。

ところが、上原はこのオフに膝の手術を敢行。その回復状況を見るためにいったん自由契約となった。回復が見込まれれば巨人と再契約することが濃厚だが、巨人以外の11球団とももちろん交渉は可能だ。本人も「12球団OK」の姿勢を見せており、来シーズンは巨人ではない違う球団のユニフォームに袖を通すかもしれない。

また、中島宏之もオリックスを退団した。推定3億5000万円とされる今シーズンの年俸から、野球協約の限度額を超える減俸提示を受け、自由契約の道を選んだ。近年では同じくオリックスで坂口智隆が退団を選びヤクルトへ移籍。新天地で輝きを取り戻した例もあるだけに、その行方には注目が集まる。

＜戦力外・自由契約一覧＞

※2018年11月2日時点

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