宗山塁(明治大)は大学球界屈指の遊撃手で、2024年ドラフトでの上位指名が有力視されている。宗山の基本プロフィール、選手としての特徴やプレースタイル、主な戦績、経歴などについて紹介する。
宗山塁の基本プロフィール
- 指名(読み/ローマ字表記):宗山 塁(むねやま るい/Rui, Muneyama)
- 生年月日:2003年2月27日
- 出身地:広島県三次市
- 身長・体重:175cm79kg
- 投打:右投左打
- 守備:遊撃手
- 所属チーム歴:三良坂小(三良坂少年野球クラブ) - 三良坂中(高陽スカイバンズ) - 広陵高 - 明治大
※身長・体重は明治大学硬式野球部ホームページより(2023年12月時点)
宗山塁の2024年の活躍
2024年春季リーグ戦の成績
5月12日(日):立教大戦(2回戦)を欠場
明治神宮球場で行われた立教大2回戦を欠場した。チームは6-2で勝利し、1勝1敗のタイに持ち込んだ。
5月11日(土):立教大戦(1回戦)を欠場
明治神宮球場で行われた立教大1回戦を、上半身のコンディション不良のため欠場した。1年春から72試合連続でスタメン出場し続けていたが、記録が途絶えた。
4月29日(月):早稲田大戦(3回戦)で4打数無安打
明治神宮球場で行われた早稲田大3回戦に「3番・遊撃」でスタメン出場し、4打数無安打の成績だった。チームは0-5で敗れ、勝ち点を落とした。
4月28日(日):早稲田大戦(2回戦)で4打数無安打
明治神宮球場で行われた早稲田大2回戦に「3番・遊撃」でスタメン出場し、4打数無安打の成績だった。チームは5-2で勝利した。
4月27日(土):早稲田大戦(1回戦)で4打数1安打1打点
明治神宮球場で行われた早稲田大1回戦に「3番・遊撃」でスタメン出場し、4打数1安打1打点の成績だった。チームは4-5で逆転負けを喫した。
4月21日(日):東京大戦(2回戦)で5打数1安打1打点
明治神宮球場で行われた東京大戦2回戦に「3番・遊撃」でスタメン出場し、5打数1安打1打点、1四球の成績だった。チームは13-8で勝利し、勝ち点1とした。
4月20日(土):東京大戦(1回戦)にスタメン出場し、2安打2打点
明治神宮球場で行われた東京大学1回戦に「3番・遊撃」でスタメン出場。2回に放ったタイムリーを含む6打数2安打2打点の活躍を見せた。チームは21-1で勝利した。
侍ジャパン(トップチーム)として欧州代表戦に出場
2月29日:練習試合で骨折
所属チームでの練習試合で死球を受け、右肩甲骨を骨折した。
2月14日:侍ジャパントップチームのメンバーに選出
3月6日、7日に京セラドームで行われる欧州代表との強化試合に臨むメンバーに選出された。
選手としての特徴・プレースタイル
175cm79kgのバランスの取れた体格から攻守でハイレベルなパフォーマンスを見せる世代No.1遊撃手だ。
広陵高では2度の甲子園を経験。東京六大学野球の名門・明治大では1年春から遊撃レギュラーに君臨している。ミート力の高い打撃は大学入学後に長打力を増し、守備面でも広い守備範囲と強肩を武器に華麗なプレーを連発。華のあるプレースタイルはプロでもスター候補生として高い注目を浴びている。
2年、3年で侍ジャパン大学代表に選出された際には、上級生がいる中でもレギュラー格として起用されており、2024年のドラフト会議では1位指名が濃厚と評されている。
父・伸吉さんも広陵高OBで、宗山が小学6年時にカープジュニアでプレーした際にはコーチも務めた。
2023年のドラフト候補筆頭
宗山は大学No.1遊撃手として、早い段階からドラフト1位の有力候補として上がっている。
大学野球界屈指の名門である明治大は、2010年から2023年まで14年連続でドラフト指名選手を輩出。宗山がプロ野球志望届(プロ志望届)を提出すれば、15年連続はほぼ確実となるだろう。
2023年シーズンは22人の明治大OBが現役でプレー。そのうち入江大生(2020年/DeNA)、森下暢仁(2019年/広島)、齊藤大将(2017年/西武)、柳裕也(2016年/中日)、高山俊(2015年/阪神)、上原健太(2015年/日本ハム)、山﨑福也(2014年/オリックス)、野村祐輔(2011年/広島)が1位指名でプロ入りしている。さらに2023年ドラフトでは上田希由翔がロッテから1位指名を受けた。
※()内はドラフト年/指名球団
宗山塁のこれまでの経歴
三良坂小では三良坂少年野球クラブでプレー。6年時には広島東洋カープジュニアにも選出された。三良坂中では軟式の高陽スカイバンズで遊撃手、投手として活躍した。
広陵高では1年夏から公式戦に出場し、控えとして夏の甲子園を経験。1年秋から二塁のレギュラーを掴むと、広島大会、中国大会を制して明治神宮大会に出場した。明治神宮大会では初戦で星稜高に敗れたものの、自身は奥川恭伸(現・ヤクルト)から2安打を放つ活躍を見せた。
2年春のセンバツには遊撃レギュラーで出場し、石川昂弥を擁して同大会を制した東邦高に2回戦で敗れた。2年夏は広島大会準決勝敗退。同秋も3位決定戦で敗れて中国大会進出を逃した。コロナ禍で行われた3年夏の独自大会では準優勝だった。高校通算18本塁打を放った。
東京六大学野球連盟の明治大では1年春からベンチ入りし、途中から遊撃レギュラーを掴む。同秋には10試合で打率.378を記録し、遊撃でベストナインに選出された。
2年春にはリーグ戦優勝、打率.429で首位打者、ベストナインと大活躍を見せ、全日本大学野球選手権でもベスト8に進出した。夏にはハーレムベースボールウィーク2022に侍ジャパン大学代表のメンバーとして出場した。
同秋にもリーグ戦優勝、3季連続でベストナインに選出され、明治神宮大会も制した。リーグ戦、全国大会を通じて15試合で5本塁打を放つ活躍を見せた。
3年春にはリーグ戦3連覇を達成、全日本大学野球選手権でも準優勝。自身は調子を落としたものの、夏には侍ジャパン大学代表のメンバーとして日米大学野球選手権優勝に貢献した。高校代表との壮行試合では3安打の活躍を見せた。
同秋はリーグ戦2位で連覇は途絶えたが、打率.340と打撃の調子を取り戻した。上級生引退後には主将に就任した。大学3年まで通算70試合で打率.348、94安打、8本塁打、44打点の成績を残している。94安打は4年生までを含めても現役2位、3年生以下では断トツの数字だ。
宗山塁の主な戦績・個人成績・受賞歴
小学6年(2014年)
- 広島東洋カープジュニア:グループリーグ敗退(1敗1分)
中学1年(2015年)
中学2年(2016年)
中学3年(2017年)
高校1年(2018年)
- 夏の広島大会:優勝(7試合/3打数無安打、3打点)
- 夏の甲子園:2回戦敗退(1試合/1打数無安打)
- 秋季広島大会:優勝(6試合)
- 秋季中国大会:優勝(4試合/16打数8安打、3打点)
- 明治神宮大会:準々決勝(初戦)敗退(1試合/3打数2安打)
高校2年(2019年)
- 春のセンバツ:2回戦進出(2試合/7打数1安打)
- 春季広島大会:2回戦敗退(2試合)
- 夏の広島大会:ベスト4進出(6試合/18打数6安打、2打点)
- 秋季広島大会:4位(8試合/準決勝敗戦→3位決定戦敗戦)
高校3年(2020年)
- 春季広島大会:中止
- 夏の広島大会(独自大会):準優勝(6試合)
大学1年(2021年)
- 春季リーグ戦:3位(8試合/打率.240、6安打、1本塁打、3打点)
- 秋季リーグ戦:3位(10試合/打率.378、14安打、4打点/ベストナイン)
大学2年(2022年)
- 春季リーグ戦:優勝(15試合/打率.429、24安打、3本塁打、13打点/首位打者、ベストナイン)
- 全日本大学野球選手権:ベスト8進出(2試合/8打数3安打、2打点)
- ハーレムベースボールウィーク2022(侍ジャパン大学代表):4位(7試合/14打数2安打)
- 秋季リーグ戦:優勝(12試合/打率.354、17安打、4本塁打、15打点/ベストナイン)
- 明治神宮大会:優勝(3試合/10打数2安打、1本塁打、2打点)
大学3年(2023年)
- 春季リーグ戦:優勝(12試合/打率.294、15安打、5打点)
- 全日本大学野球選手権:準優勝(4試合/15打数3安打、3打点)
- 日米大学野球選手権(侍ジャパン大学代表):優勝(5試合/15打数3安打、3打点)
- 秋季リーグ戦:2位(13試合/打率.340、18安打、4打点)
大学4年(2024年)
- 春季リーグ戦:
- 秋季リーグ戦:
※太字は全国大会・国際大会