5月12日に始まったバスケットボール男子Bリーグ(B1)のポストシーズン(プレイオフ)である『日本生命B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23』(Bリーグチャンピオンシップ/CS)は、21日のセミファイナルの結果をもって、最終決戦であるファイナルに進出する2チームが決まった。27、28日にはファイナル第1~2戦が行われ、琉球ゴールデンキングスが千葉ジェッツを2連勝で破って初優勝を果たした。
ここでは『日本生命B.LEAGUE FINALS 2022-23』(Bリーグファイナル)、千葉ジェッツvs琉球ゴールデンキングスのシリーズの試合結果をまとめる。
関連記事:Bリーグファイナル 歴代優勝チーム・試合結果・スコア・個人賞一覧
第1戦リポート(5/27):琉球が2OTの死闘を制す
5月27日、6代目王者を決める戦い、Bリーグファイナル2023の第1戦が横浜アリーナで行われた(観衆1万1410人)。琉球は第1クォーターに27-15と大きくリードを奪いながら、その後千葉Jの追い上げを許してしまう。第4Q残りわずかの場面で千葉Jのヴィック・ロー(この日16得点、10リバウンド)に同点3ポイントショットを決められると、試合はBリーグファイナル史上初のオーバータイム(延長戦)に突入した。
【残り15.4秒】
— B.LEAGUE(Bリーグ) (@B_LEAGUE) May 27, 2023
「すごすぎる...」
千葉J#4 ローのタフスリーで同点に。@Followthe_LAW @CHIBAJETS#RoadToTheTripleCrown#Bリーグ#日本生命Bリーグファイナル pic.twitter.com/fWchwKtuqK
だが2年連続のファイナリストは、相手に傾きかけた流れに飲まれることなく、粘り強く立て直す。琉球は、この日チーム最多となる26得点、14リバウンドをあげたアレン・ダーラム、2回の延長戦の10分間(5分x2回)で7得点をあげた今村佳太(試合合計14得点)の活躍などで第2OTを制し、初優勝に王手をかけた。
白熱のダブルオーバータイムの末に
— B.LEAGUE(Bリーグ) (@B_LEAGUE) May 27, 2023
勝利したのは琉球!
ファイナルで初の勝利を飾る🔥@RyukyuKings
📡バスケットLIVEで見逃し視聴https://t.co/8XRVIMMuL8#団結の力 #Bリーグ#日本生命Bリーグファイナル pic.twitter.com/eSM8KYYtzI
天皇杯優勝、Bリーグ東地区首位獲得に続くCS制覇で『三冠』の獲得を目標に掲げる千葉Jは、富樫勇樹が試合最多となる31得点、ジョン・ムーニーが26得点、22リバウンドと気を吐いたものの一歩及ばなかった。
第2戦リポート(5/28):フリッピンが後半に爆発、琉球を初優勝に導く
第1戦の激闘から約21時間後に始まった第2戦は、第1クォーターを終えて24-14で琉球がリードを奪う。琉球は序盤から3ポイントショットを効果的に決めて序盤から主導権を握ることに成功。対する千葉Jは、クォーター終了間際に富樫勇樹がブザービーター3Pを決めて、なんとか点差を10に縮めた。
#富樫勇樹 (#千葉ジェッツ)が第1クォーター終了と同時にブザービーター3ポイントショットを沈める🔥🏀 #Bリーグファイナル
— スポーティングニュース (@sportingnewsjp) May 28, 2023
🎥 @nhk_sports pic.twitter.com/PpIV7B0wys
第2Q、千葉Jは富樫が積極的なドライブなどでオフェンスを牽引。富樫は前半だけで14得点をあげ、ジョン・ムーニーも二桁得点(10点)をマークした。対する琉球もジャック・クーリー(10得点、7リバウンド)、今村佳太(8得点)、アレン・ダーラム(7得点)など7選手が得点をマークする多彩な攻撃で主導権を渡さず。琉球の9点リード(40-31)でハーフタイムを迎えた。
#今村佳太(#琉球ゴールデンキングス)が前半終了間際にタフショットを沈める🔥
— スポーティングニュース (@sportingnewsjp) May 28, 2023
前半を終えて琉球が40-31と千葉Jを9点リード🏀 #Bリーグファイナル
▼第2戦速報https://t.co/Vw8IT7bY9j
🎥 @nhk_sports pic.twitter.com/DRXCDKYS04
第3Q、千葉Jがようやくリズムを掴み始める。後半開始直後にギャビン・エドワーズ、富樫、クリストファー・スミスの連続9得点で3点差に詰め寄ると、中盤に再びエドワーズ、スミス、ムーニーの連続7得点で48-47とついに逆転。しかし、琉球もコー・フリッピンと牧隼人の3Pなどで立て直し、琉球3点リード(57-54)で勝負は最終クォーターへ突入した。
第4Q開始から、琉球は松脇圭志とジョシュ・ダンカンの3Pなど連続7得点で点差を9に広げる。さらにフリッピンがプルアップ3Pを沈めてスコアを75-66とすると同時に、試合はオフィシャルタイムアウトに突入し、会場の空気は徐々に琉球に引き寄せられていく。
止まらない🔥🔥
— B.LEAGUE(Bリーグ) (@B_LEAGUE) May 28, 2023
琉球#4 フリッピンが3Pシュートを沈め17得点!!@KohFlippin @RyukyuKings
📺NHK総合
📡バスケットLIVEで生配信中https://t.co/Eag3yEGTbA#団結の力#日本生命Bリーグファイナル#Bリーグ pic.twitter.com/TcePrpwi0U
試合終盤、千葉Jも富樫からスミスへのアリウープ、ヴィック・ローの3Pなどで食らいつく。だが最後は琉球がクーリーの得点などで千葉Jを突き放し、最終スコア88-73で勝利。琉球がリーグ創設7年目、2年連続のファイナル進出にして悲願の初優勝を成し遂げた。
フリッピンはチーム最多となる21得点中、後半だけで18得点をあげ、琉球のオフェンスを牽引。粘る千葉Jの追い上げを断ち切るスコアリングで勝利に大きく貢献した。
#琉球ゴールデンキングス が千葉Jを2連勝で下して初優勝!! 2022-2023シーズンにBリーグ王者に輝きました👑🏀
— スポーティングニュース (@sportingnewsjp) May 28, 2023
おめでとうございます㊗️
▼ファイナル結果https://t.co/Vw8IT7bY9j
🎥 @nhk_sportspic.twitter.com/aGGgllB5zl
なお、チャンピオンシップ最優秀選手賞(CS MVP)にはダーラム、日本生命ファイナル賞にはフリッピン(いずれも琉球)が選ばれた。
また、第3クォーター終了時に発表された第2戦の入場者数1万3657人は、リーグ史上最多記録となった。
本日、B.LEAGUE 史上最多入場者数となる13,657人のお客様にお越しいただきました🙌
— B.LEAGUE(Bリーグ) (@B_LEAGUE) May 28, 2023
ファンの皆様、ありがとうございました!
🏆日本生命 B.LEAGUE FINALS 2022-23〈GAME2〉
🆚千葉J vs 琉球#日本生命Bリーグファイナル #Bリーグ pic.twitter.com/MpG30LuTVv
シリーズ結果・最終スコア
試合 | 日時 | ホーム | スコア | アウェイ | 放送予定 |
第1戦 | 5月27日(土) 12:00 |
千葉J | 93-96 (2OT) |
琉球 | 日本テレビ系列 NHK(沖縄) NHK BS1 バスケットLIVE スポーツナビ Amazonプライムビデオ Hulu J SPORTS 3(録画) |
第2戦 | 5月28日(日) 13:10 |
千葉J | 73-88 | 琉球 | NHK総合 バスケットLIVE スポーツナビ Amazonプライムビデオ Hulu J SPORTS 1(録画) |
19:05 |
バスケットLIVE スポーツナビ Amazonプライムビデオ Hulu J SPORTS 1(録画) |
※試合開始予定時刻、放送予定は試合前時点の情報。
※以下、試合前の情報。
シリーズ概要
- 大会:日本生命Bリーグファイナル2022-23
- 対戦カード:千葉ジェッツ(53勝7敗/東地区1位)vs琉球ゴールデンキングス(48勝12敗/西地区1位)
- 日程:2023年5月27日~30日
- 会場:横浜アリーナ(神奈川県横浜市) ※中立地開催
- 勝者決定方法:最大3戦のうち先に2勝したチームが優勝。