7月31日(日本時間8月1日)、ボストン・セルティックスで11回のNBA優勝を果たした殿堂入りしているビル・ラッセル氏が死去した。88歳だった。家族がツイッターで発表している。死因は公表していないが、夫人が見守る中で安らかに息を引き取ったと明かしている。
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— TheBillRussell (@RealBillRussell) July 31, 2022
1956年のNBAドラフトで全体2位指名されたラッセル氏は、セルティックスひと筋だった13年のキャリアで優勝11回に加え、MVP受賞5回、オールスター選出12回、オールNBA選出11回を果たした。
1966年には選手兼コーチとなり、NBA史上初の黒人ヘッドコーチに。選手兼コーチとして2度の優勝を果たし、1969年に優勝を成し遂げてから現役を引退した。
ラッセル氏は引退後も指導者、コメンテーター、リーグイベントへの出席など、NBAで最も象徴的な存在のひとりとして貢献を続けた。
1975年にはネイスミス・メモリアル・バスケットボール・ホール・オブ・フェイム(殿堂)入り。1996年にNBA創設50周年を記念した『偉大なる50選手』に選ばれ、2017年に「生涯功労賞」(Lifetime Achievement Award)を受賞。2021年にNBA創設75周年記念チームに選出されている。
2009年には、NBAファイナルMVPがラッセル氏の名を冠した「ビル・ラッセル賞」に改名された。
ラッセル氏の家族は、近いうちに追悼式に関して発表すると明かしている。
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