NBAファイナル2024でも歴史的な支配力を保つセルティックス:NBAプレイオフ2024での成績

Kristaps Porzingis, Jaylen Brown, Jayson Tatum and Derrick White
(NBAE via Getty Images)
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2023-2024シーズンのレギュラーシーズンで歴史的な支配的パフォーマンスを見せてきたボストン・セルティックスは、NBA最多記録となる通算18回目の優勝を目指し、ポストシーズンもその支配力を保っている。

関連記事:ボストン・セルティックス対ダラス・マーベリックス第4戦展望|NBAファイナル2024(外部配信)

外部からの批判にもかかわらず、セルティックスはリーグの歴史上有数の支配的なプレイオフとしている。NBAファイナル第2戦でダラス・マーベリックスに勝利し、セルティックスは最後に黒星を喫したのが1か月以上前のことなのだ。

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ここでは、NBAプレイオフ2024におけるセルティックスがいかに支配的かをまとめる。

数字に見えるプレイオフでのセルティックスの支配ぶり

NBAプレイオフで14勝2敗という成績以上に印象的なのは、ポストシーズンに入って本拠地TDガーデン以外で6勝0敗と完璧なことだ。

セルティックスのNBAプレイオフ2024スタッツ
戦績 14-2
ロードでの戦績 6-0
オフェンシブレーティング 118.7
ディフェンシブレーティング 107.6
ネットレーティング 11.1
1試合平均3ポイントショット成功 14.4
3ポイントショット成功率 36.2

プレイオフの16試合でセルティックスのネットレーティングは11.1。これは、リーグトップだったレギュラーシーズンの11.7と僅差の数字だ。それだけのレベルの支配力をポストシーズンの舞台で保つ彼らをあざ笑うことはできない。

NBAプレイオフを通じてネットレーティングが10超だったのは、直近ではステフィン・カリーとケビン・デュラントがけん引した2018年のゴールデンステイト・ウォリアーズだ。この時の彼らは12勝5敗でウェスタン・カンファレンスを制し、NBAファイナルでクリーブランド・キャバリアーズをスウィープ(4勝0敗)。16勝5敗という成績でタイトルを獲得した。

現在のセルティックスは、ジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンのオールスターコンビがけん引している。だが、ドリュー・ホリデー、アル・ホーフォード、クリスタプス・ポルジンギス、デリック・ホワイトといった選手たちも、それぞれ異なるタイミングで活躍した。6選手全員が少なくともプレイオフの1試合で20得点超をあげている。また、異なる4選手が試合最多得点を記録してきた。

NBAプレイオフ2024のセルティックスのゲームログ

5月9日(日本時間10日)にイースタン・カンファレンス・セミファイナル第2戦でキャバリアーズに敗れて以降、セルティックスはポストシーズン9連勝中だ。イースタン・カンファレンス・ファイナルではインディアナ・ペイサーズをスウィープ。NBAファイナル最初の2試合でも連勝を飾っている。

東地区第1シードのセルティックスは、プレイオフの16試合のうち9試合で対戦相手を100点以下に抑えてきた。

東地区ファーストランド:第8シードのマイアミ・ヒートに4勝1敗

日付(現地) 結果
4月21日 セルティックス 114-94 ヒート
4月24日 ヒート 111-101 セルティックス
4月27日 セルティックス 104-84 ヒート
4月29日 セルティックス 102-88 ヒート
5月1日 セルティックス 118-84 ヒート

東地区準決勝:第4シードのクリーブランド・キャバリアーズに4勝1敗

日付(現地) 結果
5月7日 セルティックス 120-95 キャバリアーズ
5月9日 キャバリアーズ 118-94 セルティックス
5月11日 セルティックス 106-93 キャバリアーズ
5月13日 セルティックス 109-102 キャバリアーズ
5月15日 セルティックス 113-98 キャバリアーズ

東地区決勝:第6シードのインディアナ・ペイサーズに4勝0敗

日付(現地) 結果
5月21日 セルティックス 133-128 ペイサーズ(OT)
5月23日 セルティックス 126-110 ペイサーズ
5月25日 セルティックス 114-111 ペイサーズ
5月27日 セルティックス 105-102 ペイサーズ

NBAファイナル:西地区第5シードのダラス・マーベリックスを2勝0敗とリード

日付(現地) 結果
6月6日 セルティックス 107-89 マーベリックス
6月9日 セルティックス 105-98 マーベリックス

2003年以降のNBAプレイオフ最高成績

NBAは2003年にプレイオフ・ファーストラウンドから最大7戦、4勝先取方式を導入。優勝するために16勝が必要となった。以降の最高成績は、ポストシーズンでわずか1敗だった2017年のウォリアーズだ。黒星を喫したのは、キャバリアーズ相手のNBAファイナル第4戦だけだった。

セルティックスが今季優勝した場合、プレイオフ通算5敗以下でのタイトル獲得は、2003年以降で9チーム目となる。

順位 チーム 戦績
1. ウォリアーズ 2017 16-1
2. ナゲッツ 2023 16-4
  スパーズ 2007 16-4
4. レイカーズ 2020 16-5
  ウォリアーズ 2018 16-5
  キャバリアーズ 2016 16-5
  ウォリアーズ 2015 16-5
  マーベリックス 2011 16-5

原文:Celtics NBA Playoffs stats: The numbers behind Boston's historic dominance during NBA Finals run(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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Gilbert McGregor is an NBA content producer for The Sporting News.
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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。
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