レブロン・ジェームズとステフィン・カリーがNBAでチームメイトになるには? パリ五輪2024を共に制覇した2人が再びタッグを組む方法はあるのか?

Stephen Curry and LeBron James
(Getty Images)
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レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)とステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)はリーグでも年長者の部類に入るかもしれないが、いまだトップレベルの実力がある。彼らはチームUSAをオリンピック金メダルに導き、2人がチームメイトになったらどれほどの脅威になりうるかを知らしめた。

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彼らがともに活躍したことで、NBAでこの2人が組むことが可能かどうかという疑問が必然的に湧く。

妄想のように聞こえるかもしれないが、厳密には実現させる方法はある。ウォリアーズは昨シーズン、レブロンのトレードに乗り出したが最終的には断られている。そしてレイカーズもカリーのような選手をロスターに加えたいのは当然だろう。

2人のスターがNBAで再びタッグを組むために必要なことを見てみよう。

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レブロン・ジェームズとステフィン・カリーがNBAのチームメイトになる方法

レイカーズがステフィン・カリーをトレードで獲得

レイカーズがカリーを獲得する方法はあるのだろうか?サラリーキャップのルールでは難しいだろう。

カリーの今季年俸は5570万ドル(約81億8790万円/1ドル=147円換算、以下同)で、レイカーズはファーストエプロン内にいる。つまり、カリーのトレードで余分な金銭を手にすることはできない。

ジェームズとアンソニー・デイビスをロスターに残しながらカリーのサラリー5600万ドル(約82億円)に達するにはトレードに複数の選手を含める必要がある。ウォリアーズはまた、2029年と2031年の保護条件なしの1巡目指名権を含めたレイカーズが提供できるほとんどすべてのものを要求するだろう。

そのトレードは次のような感じになり得る。

Curry to Lakers trade
fanspo.com

これはカリーがレイカーズへトレードされる場合に最も可能性の高いバージョンだが、いくつかの障害があるため可能性は低いだろう。

まず、レイカーズはほとんどの選手をトレードで放出することになる。複数のロスター枠を埋めようにもレイカーズにはベテランミニマム契約しか残らない、夏のこの時点では良い選手のほとんどはすでにどこかのチームと契約を済ませている。 彼らは最高峰の選手を多く抱えることにはなるが、プレイオフを勝ち進むには不十分かもしれないチームのために将来を担保にすることになる。

第二に、ウォリアーズがこんな話に乗るだろうか?これは彼らにとって完全な再建を意味するし、このパッケージは正直なところカリーのような選手にはまだふさわしくない。

レイカーズのこの2つの指名権はおそらく良いものになるだろうし、オースティン・リーブスは良いプロスペクトだ。ウォリアーズは、ディアンジェロ・ラッセルと八村塁をさらに指名権に変えることができるかもしれない。ダルトン・コネクトはレイカーズが今回のドラフト17位で指名した価値ある選手だった。しかし、もしウォリアーズがカリーのトレードをオープンにすれば他のチームからもっと良いオファーが来るかもしれない。

ウォリアーズがレブロン・ジェームズをトレードで獲得

カリーとジェームズが一緒になる可能性としてより高いのはベイエリアで組むケースだ。

これが、ウォリアーズがクリス・ポールとクレイ・トンプソンという高年俸の契約満了選手を複数抱えていた昨シーズンのトレード期限だったら、トレードを成立させるのはもっと簡単だったことだろう。今となっては、このトレードの成功のためにウォリアーズのほうが複数の選手を含める必要がある。

LeBron to Warriors trade
fanspo.com

これはウォリアーズにとって最高のパッケージだ。これには、トレード可能な2つの1巡目指名権、ジョナサン・クミンガとブランディン・ポジェムスキーというチーム最高の若手有望株2人ともう1人の有望株のトレイシー・ジャクソン・デイビス、サラリー合わせでアンドリュー・ウィギンズとギャリー・ペイトン二世が含まれる。

このトレードはレイカーズにとって理にかなっている。彼らはウェスタン・カンファレンスで勝ち抜くには十分とはいえないし、このトレードによってデイビスを中心に素早く再編成するための多くの若手選手や指名権、サラリーの柔軟性を手に入れることができる。

ウォリアーズは、将来を担保にしてカリーに残り2年の契約でタイトル獲得のチャンスを与えることになる。ジェームズはウィギンスよりも大幅なアップグレードになるだろうし、ドレイモンド・グリーンを残して素晴らしいビッグスリーを形成することもできる。

ウォリアーズはポジェムスキーとクミンガのトレードには消極的だ。この手のトレードでネックになるのはそこだろう。

フリーエージェントでタッグを組む

トレードが不可能であっても、ジェームズとカリーが組む方法が最後にひとつある。

両者とも2026年夏にフリーエージェントになる。その頃、カリーは38歳、ジェームズは41歳だ。主力として優勝するほどの実力はもうないだろうが、どこかでまだ貴重なピースとなり、割安で一緒に契約できるかもしれない。

そこまで先のキャップスペースを予測することはほとんど意味がはないが、Spotracによると、ボストン・セルティックス、フィラデルフィア・76ers、・クリーブランド・キャバリアーズ、フェニックス・サンズ以外のチームは基本的に2人の獲得に乗り出すとされる。もし彼らがリーグでの最終シーズンにチームの3番目か4番目のオプションになることができれば、まるで物語のような結末になるだろうし、どのチームも間違いなく彼らの獲得を望むだろう。

原文:Here's how LeBron James and Stephen Curry can become NBA teammates after dominating the 2024 Olympics together
翻訳:YOKO B

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Stephen Noh is an NBA writer for The Sporting News.
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フリーランスライター。NBAオクラホマシティ・サンダーを中心に取材するかたわら、英語発音コーチも務める。
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