ライジングスターズ・チャレンジ出場に期待がかかるウルブズの万能ルーキー、ジャレット・カルバー

Jarrett Culver

ミネソタ・ティンバーウルブズのジャレット・カルバーにとって、ルーキーシーズン序盤は苦労が多かった。彼も真っ先に認めるだろうが、ルーキーにとってNBAでプレイすることは難しいのだということを、もっと人々は理解する必要がある。プレイが違う。選手はより強くて速い。ルールも違う。NBA入りして、すぐに対応できる選手はそんなに多くないのだ。

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しかし、最近のカルバーは好調だ。

2019年のNBAドラフト全体6位指名(フェニックス・サンズ)でウルブズに入団したテキサス工科大学出身のカルバーは、12月30日(日本時間31日)以降、リーグ屈指のルーキーとして活躍を続けている。

そしてそれは、何かひとつのことに突出しているというわけではない。

カルバーはオールラウンダーとして活躍しており、それこそがまさにウルブズのバスケットボール運営部門代表のガーソン・ローサスが、ドラフトのスカウト時に彼に惹かれた部分だ。

 

オールラウンダーとして活躍するルーキー

12月30日以降、カルバーは4試合で10得点以上、5リバウンド以上、5アシスト以上を記録している。ルーキーで彼よりも同じことを達成しているのは、ルーキー・オブ・ザ・イヤー候補のジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)のみだ。

2月にイリノイ州シカゴで行なわれるオールスターウィークエンドで、カルバーがウルブズを代表してライジングスターズ・チャレンジに選ばれるべきであることは、日を追うごとに明確になっている。

カルバーが調子を上げ始めたその12月30日以降、カルバーが記録している15スティールを上回る米国生まれのルーキーは存在しない。得点とリバウンドでも新人2位だ。

▶ ジャレット・カルバー ダンク| 2020.1.2

カルバーの最も印象的なスタッツは、シーズンを通して記録しているもので、彼のオールラウンドな素質を証明するものでもある。彼は米国生まれのルーキーのなかで、得点、リバウンド、アシスト、ブロック、スティールでトップ10にランクインしているふたりのうちのひとりなのだ。もうひとりはシャーロット・ホーネッツのPJ・ワシントンで、彼はカルバーよりも200分以上出場時間が多い。

ライジングスターズ・チャレンジに出場できることが、ルーキーの評価を決めるわけではなく、さほど重要なことではないかもしれない。それでもカルバーにとっては、リーグ屈指の選手たちと一緒にいる時間を得られることで、自信の向上に繋がる良い機会となるだろう。

ライアン・ソーンダーズ・ヘッドコーチは「私は彼が(ライジングスターズ・チャレンジに)出場するに値すると思っているよ」と話す。

「ここ1か月ほどで、ジャレットがここまで成長し続けているというのは素晴らしいストーリーだ。ほかの選手、ほかのオールスター選手なんかと一緒に入れることは、ジャレットにとってとても助けになるはずだ」。

▶ ジャレット・カルバー ダンク| 2020.1.9

1月28日(同29日)に正式に招待状が届くかどうかに関して、カルバー本人が何かできるわけではないということは本人も理解している。だが、もし招待されれば準備は万端だ。カルバーは「とても楽しい、素晴らしい機会になるだろう」と語っている。

「素晴らしい恵みとなる。僕は努力し続けるだけだ。誰が選ばれるかは僕がどうこうできることではないけれど、呼ばれるために頑張ることはできる。選ばれるべきだとは思っているけど、そうなるように頑張り続けるよ」。

原文:Culver Has Been One Of NBA's Best All-Around Rookies As Of Late by Kyle Ratke/Timberwolves.com


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