ボストン・セルティックスはNBAファイナル第1戦で大きな後押しを手にした。センターのスター選手クリスタプス・ポルジンギスが戦列復帰を果たしたのだ。
ポルジンギスはプレイオフ・ファーストラウンド第4戦以降、ふくらはぎの負傷で戦列を離れていた。クリーブランド・キャバリアーズとのイースタン・カンファレンス・セミファイナル、インディアナ・ペイサーズとのカンファレンス・ファイナルの全試合を欠場したが、忍耐強くリハビリを行ってきた。
だが、NBAファイナルが始まるまで9日が空いたことは、ポルジンギスが大舞台に間に合わせるための時間となった。復帰の際に彼がどれほど健康なのかを懸念する声もあったが、ベンチスタとから途中出場してすぐにポルジンギスはその疑問に答えてみせたのである。
ポルジンギスは第1Qに11得点、2ブロックを記録。最終的には20得点、6リバウンド、3ブロックをマークし、今シリーズでセルティックスに必要だったXファクターになったかのようだった。
中継ではポルジンギスのことを様々な名前で呼んでいる。ここでは、そのニックネームをまとめる。
クリスタプス・ポルジンギスのニックネームは?
ユニコーン
NBAでよく知られた選手となる前のポルジンギスは特異な存在だった。
2015-2016シーズン、ニューヨーク・ニックスのルーキーだったポルジンギスは、ケビン・デュラントにニックネームをつけられた。
デュラントは『ESPN』で「ショットを打てて、正しいプレイができ、守れて、3ポイントショットまで放てる7フッターだ」と話している。
「そういう選手はまれな存在だよ。それにブロックだ。あれはまるで、このリーグでユニコーンのような存在だよ」
ポルジンギスは『The Tonight Show Starring Jimmy Fallon』で当初はユニコーンという愛称になじみがなかったと述べている。
ポルジンギスは「最初は少し混乱した。『なにそれ? ポニーテールの馬? どういう意味?』という感じだったよ」と話した。
「でもそれから説明してもらった。彼が言おうとしていたのは、僕が独特な選手だということだよね。だから、自分をよく言ってもらえるのは素晴らしいことさ」
Tingus Pingus
ポルジンギスが「Tingus Pingus」と呼ばれることもまれにある。もともとは、彼に対して失礼なかたちで生まれた言い方だ。
ニックスがNBAドラフト2015でポルジンギスを全体4位で指名した際、ニックスファンで知られるコメディアンのマイケル・ラパポートのリアクションが話題となった。
この時、ラパポートはテレビに向かってスラングを交えつつ、「こいつ誰だよ? Tingus Pingusって誰だ? 『ラティビア』なんて聞いたこともない!」と怒鳴ったのである。
それから時が過ぎ、Tingus Pingusはポルジンギスを指すインターネットでのおかしな呼び名となった。
KP
これは自明だ。単にイニシャルでポルジンギスを呼ぶ言い方である。
原文:What is Kristaps Porzingis' nickname? How Kevin Durant coined Celtics star center's 'Unicorn' moniker(抄訳)
翻訳:坂東実藍