レブロン・ジェームズがまた偉業 シャキール・オニール以来のレイカーズ記録も|NBAプレイオフ2023

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LeBron James 04242023
(NBA Getty Images)

リーグで20年目にして、レブロン・ジェームズはいまだNBAプレイオフにおける最高の選手だ。

彼にとって最高のショットの夜ではなかった。第4クォーターには、得点という点で沈黙した。だがそれは、活躍する瞬間までのことだった。

第3Q残り47秒に得点してから、ジェームズは第4Q終了間際まで得点がなかった。ディアンジェロ・ラッセルの3本の3ポイントショットで、ロサンゼルス・レイカーズは終盤も僅差を保っていたが、残り10秒を切ってメンフィス・グリズリーズにリードを許していた。

今季の年間最優秀守備選手賞に選ばれたジャレン・ジャクソンJr.の重要な局面でのブロックから、グリズリーズに速攻を許したレイカーズは、ジャ・モラントのビハインド・ザ・バックのアシストからデズモンド・ベインの得点で、残り6.1秒に102-104と2点のビハインドを背負う。

もちろん、レイカーズはジェームズにボールを託した。史上最高選手のひとりである彼に仕事をさせることにしたのだ。そしてジェームズはレーンをドライブ。腕を伸ばすジャクソンJr.を越え、タイスコアとするレイアップを決め、試合をオーバータイムに持ち込んだ。

『Basketball-Reference』によると、この重要な得点はジェームズにとって、プレイオフの試合の残り10秒未満に決勝点ないしタイスコアとする得点をあげた10回目。歴代最多記録をさらに伸ばすこととなった。

プレイオフで決勝点ないし同点とする得点をあげた回数ランク
順位 選手 回数
1位 レブロン・ジェームズ 10
2位 レイ・アレン 6
3位タイ デイミアン・リラード 5
  コービー・ブライアント 5
5位タイ ポール・ピアース 4
  ティム・ダンカン 4
7位タイ ケビン・デュラント 3
  クリス・ミドルトン 3
  アル・ホーフォード 3
  デリック・ローズ 3
  マヌ・ジノビリ 3
  ダーク・ノビツキー 3
  ロバート・オーリー 3

そしてオーバータイムもジェームズはレイカーズ勝利に貢献した。3点リードで迎えた残り30秒、再び彼はバスケットに向かってアタック。今度はディロン・ブルックスのマークを振り切って得点し、さらにファウルをもらってエンドワンとした。

最終的にジェームズは22得点、20リバウンド、7アシストを記録。レイカーズはシリーズ3勝1敗とし、グリズリーズを下してカンファレンス・セミファイナルに進出するまであと1勝としている。

レブロン・ジェームズの自己最多リバウンド

レギュラーシーズン、プレイイン・トーナメント、プレイオフを含め、キャリア通算1693試合目にして、ジェームズは初めて1試合で20リバウンドを記録した。

その輝かしいキャリアを通じ、我々が何度も目にしてきたように、ジェームズは様々なレベルで歴史をつくり、歴代の偉大な選手たちに肩を並べてきた。

そして今回、ジェームズはレイカーズで2004年のシャキール・オニール以来となる、プレイオフでの20得点&20リバウンド超を達成したのだ。

レイカーズの歴史において、プレイオフで20得点&20リバウンドを達成したのは、ほかにウィルト・チェンバレン、カリーム・アブドゥル・ジャバー、エルジン・ベイラーしかいない。

最後に、38歳115日のジェームズはチェンバレン(36歳262日)を上回り、プレイオフで20得点&20リバウンド超を達成したNBAの最年長記録も更新している。

尽きることのない「キング・ジェームズ」の快挙の数々に、新たなページが加わった。

原文:LeBron James delivers in clutch: Lakers star adds to list of big playoff shots in Game 4 win over Grizzlies(抄訳)

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Kyle Irving is an NBA content producer for The Sporting News.
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