NBAがコーチによるチャレンジの正式導入を承認

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NBAは12月17日(日本時間18日)、2020-21シーズンからコーチによるチャレンジ(Coach's Challenge/以下チャレンジ)を正式に導入することを理事会が承認したと発表した。チャレンジは昨季、1年のトライアルで導入されていたが、理事会投票の前にNBA競技委員会が正式導入を推薦していた。

以下、公式リリース抄訳。

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チャレンジにより、ヘッドコーチは限られた一連の問題に関して即座のリプレイレビューを促し、リプレイのプロセス全体を最適化しつつ、さらなる関与や主張が可能となります。

NBAのリーグ運営部門代表を務めるバイロン・スプルーエルは、「我々のコーチは先行版のチャレンジを受け入れ、シーズンが進むにつれて使用回数を増やし、コンセプトや戦略により慣れていきました」と話しました。

「チャレンジをNBAのルールに組み込むことができ、我々は興奮しています。今後もコーチたちや競技委員会、NBA理事会との対話を続けていきます」。

また、理事会は特定状況を明確にするために以下の2点を承認しました。

  1. チャレンジ前に試合遅延の違反が起きた場合、チームは判定に対するチャレンジ権を失う
  2. 適切な判定を下すために審判団が協議する際、チャレンジ権行使までの猶予時間は、プレイの最終決定が不利に影響を受けたチームに通告されてからカウントされる

2019-20シーズンでNBAのヘッドコーチがチャレンジしたのは、レギュラーシーズンで633回、プレイオフで67回でした。レギュラーシーズンで判定が覆ったのは、44%にあたる281回でした。プレイオフで判定が覆ったのは、40%にあたる27回でした。

2019-20シーズンのレギュラーシーズンとプレイオフにおける各チャレンジのリストや累積データは、こちらのリンクをご参照ください。

https://official.nba.com/2019-20-nba-coachs-challenge-results/

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ
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